☆ラオス⑤ヴィエンチャン

宿にチェックイン。出発が早いので朝飯は食べられないと告げ、空港までのタクシーを手配してもらった。
5:40に出るから今日の夜しか遊べないのだね。荷物を置いたら出かけるよ。
今日のヴィエンチャンはあたたかい。半袖に着替えて街へ行ってみよう。

やどからすぐの通りへ出ればそこはメコン川でナイトマーケットが開かれている。

       

 


小さな遊園地みたいになっていて地元の人か観光客かわからないが遊具で遊んでいる。
子供みたいな気持ちを思い出しながらそのエリア眺めて進んだらフードコートだ。
広いけど客が少ない。平日だからかな。入ってゆくと店員がメニューを持って寄ってきて席を促すが人がいないのでパスする。次の店でも同じようにメニューを持った店員が来る。次も次も同じような料理を出している店が連なっていて、どこも人がいなくて入りにくいという不思議なフードコートを向こうまで通り抜けた。
道の反対側を戻ってみる。こちらは土産物というか古着のようなものと生活雑貨のエリアで買うものは特になさそうなので適当に過ぎた。
綾さんが食べるところを調べている。あっちの方にもナイトマーケットがあるみたいだよ。
行こう行こう。

こっちの通りへ来ると人が多く、夜のヴィエンチャンを楽しんでいる感じだ。
活気があるぞ。俺達も楽しもう。ワクワク。最後のラオスだ。ここから夜店が続いているぞ。食べよう。



綾ちゃん、これ、もち米のやつだぞ~。


もち米とココナッツ卵プリンみたいなのがバナナの皮に包んで蒸されたもの。好きに決まってる。これ、バナナのもあるんだよ。チェンマイで朝によく食べた。

次。
なんか揚げてる。何だろうこれ、カリーパフか?
いやぁ、ラオ語しかないよ、いいねぇ。頼もう。並んでいるからきっとウマイのだよ。
順番がきて一つちょうだいと言ったらちょうど上げた分がなくなり次のを待つ。
揚げている間にオヤジは後ろのテーブルにいって次のを包む。家族4人、子供もどんどんネタを仕込む。いい感じ。



揚げたてアツアツのが10個来た。ホフホフしながら食ってみた。餃子かこれは、揚げ餃子だね。へぇ、屋台で揚げ餃子を売るのか。
食べながら歩く。人が出ているねぇ。縁日エリアになった。たくさん店が出ているよ。
通路を行って戻って次の通路も行って戻って一通り見た。食いたいものを食おう。


何喰う?焼きそば?いってみよう。



綾さん、焼きそば好きね。太麺を選んでくれたのもナイス。


いろんなもんがあるね~。


ココナッツやタロイモとかを入れたもち米のお焼きとか。


これは明日の空港での朝飯にできそうだね。買っていこう。


綾さんはこういうときに果汁が好きだね。今日はオレンジジュースを絞ってもらった。


せまい縁日にも通りにも人がいっぱい。観光客も地物の人も夜を楽しんでいる。
すれ違った親父がドリヤン食ってたよ。いいな。俺も食おうかなぁ。
いまいち季節ではないし、やっぱり高いけど、見るだけ見てみる?
一切れで100000~160000キープぐらい。
いいや食っちゃおう。120000キープのを一本選んだ。850円くらい。麺3杯食える値段。


大好きなドリヤンに期待しすぎた。そして俺の選びが悪かったようで味はイマイチ。残念。
でも食べてよかったよ。いい思い出だ。またどっか行ったらドリヤン食おう。

ほいじゃ、明日のメシのカオニャオを買ってそろそろ宿に向かおうか。
途中のスパーでビールを3本買った。ビアラオのホワイトとグリーンとダーク。ビアラオは飲めるよ。

帰りにどっかの若者がメコンはどっち?と聞いてきた。全然聞き取れないから綾さんがメコンを聞いてるよ、と。おー、あっちだよ。

宿のシャワーはすごかった。お湯は出るけど出ているとはいえないほどに出が悪い。ちょちょろもちょろちょろ。

ビールを飲んで眠りについた。


4時半起床。真っ暗だ。
お焼きを食べて歯ブラシして5:40に車が来た。ヴィエンチャン・ワッタイ国際空港へ。


明るくなってきた。今日は晴れだよ。
火曜の朝に飛行機で到着してここから始まったんだね。もう少しいたいなぁ。
ラオスが好きになったからきっとまた来よう。

バンコク行きだからか混んできた。余裕の時間で来てよかったかも。


チェックインと保安検査を済ませ、座れるところでカオニャオを食べた。機内食は無いからね。


エスプレッソも飲んでおこう。
8:00発のエアアジアでバンコクへ行き、乗り換えて成田まで。

3泊4日のラオス旅行。
ルアンパバーン2泊、ヴィエンチャン1泊というタイトな旅行だったがラオスという国のよさを感じられた。
タイも好きだが、より控えめなラオスはうちらには合う。それだけにもう少しゆったりとすごしてみたい。
食べるものはどれもうまかった。
糯米と野菜でうまいものがあり、齋の店もあるからありがたい。
沢山食べたけれどちっとも体調が悪くない。
気分もよいまま成田からバスで東京へ戻った。

次はどこへ行くのだろう。

☆ラオス④ヴィエンチャンへ

5時半起床でまだ暗い。
今日はヴィエンチャンに移動する日。
まずは朝の托鉢を観に行こう。
歩いて托鉢の徹場所を目指す。たくさんのバンが並んでいるが何だろう。


道には沢山の人が腰をおろしてお坊さんが通るのを待っている。
地元の人もいるがほとんどが観光客だ。うちらも観光客だけど参加はしない。
それ托鉢用の品を売っている。カオニャオというのは糯米、そして菓子。これらを買って座って待ち、通るお坊さんの器に渡す。この器が満タンになると要所要所に置かれた大きなカゴに出す。これがその後に貧しい人や子供たちに分けられるようになっている。列の最後尾には子供たちが座って待っている。糯米や菓子は無駄にならずに必要なよころへ届くシステムといえる。そのおかげでラオスには物乞いがいない。たしかにマーケットなどの人が集まる場所でも物乞いを見ない。庶民は裕福でなくても道端で何かを商いをしていた。

6:30にカオチーの店が開く。人気店なので並ぶかもしれないし、売切れたら残念だから向かおう。


着いたけどまだ開いていない。店の人が外へ出て体操したりしているが店が始まらない。
やがてさっきの托鉢の坊さんたちがこの道へ入ってきた。


そうか朝の托鉢を終えるまで商いを始めないのか。
観光客がいない道で商店の主人が一人で毎日の托鉢をしている。
なんかいい場面を見られたかも。
托鉢を終えても回転しないのだが、どうやらパンがまだ届いていないようだ。
しばし待たされたらあっちからバイクが来た。なにか大きな荷物を載せている。パン?と店の人に聞いたら照れたようにうなずいたよ。




さぁ、始まったよ。ママがどんどんこさえる。うちらは2つね。ここで食べていくよ。



うまい。やはりパンは水気が少なく軽い。けっこうデカいが重くない。
具はハムみたいなのと肉デンブみたいなのと野菜がたっぷり挟まれている。

ごちそうさま。ラオスのカオチーを食べられ、いい形で托鉢もみられていい朝が始まった。
プーシーの丘へ行こう。
すぐそこが入り口。350段くらいの階段を上がる。



朝から観光に来ている人も多い。そしてみんなフーフー言いながら登っている。普段何を食っているのだろう。俺は野菜と米しか食わないがまったくばてない。素食がよいのだろうな。


上まであがるとなるほどよい眺めだ。これを夕方に見たくてごちゃまんと人が登ってくるらしい。朝でも結構いるよ。


メコン川、ナムカン川の間のエリアがこのルアンパバーンの市街だ。
少し高いところへあがれば川がみえるのがよい。向こうには山。遠くまで川。


しかしうちら日本人てのはおとなしくてよいね。ちっとも騒がしくしないし、順番を守るし、こんなに控えめなマナーを身に着けている人達はいないね。


朝の気を吸い込み、気分もよい。ラオスのよい眺めも見られたし、いったん宿に戻ろう。



宿での朝食がこれまたカオチーのようなもので、ありがたくいただくよ。旅行だものハメ外そう。楽しい。

出発は10:30。1時間ほどあるね。カフェ行こう。最後の朝だよかしも食おうよ。
綾さんが調べてくれた評判のよいカフェへ向かう。


いい感じ。いくら評判がよくても作りが自然じゃないと気が合わない。それは宿に関してもいえて、木の作りが好きだ。


キャロットケーキあるね。俺はダブルエスプレッソ。綾さんはアメリカーノ。


キャロットケーキはココナッツが強くてスパイスが控えめ。デカくて濃厚でうまい。


やっと納得のラオスのコーヒーが飲めた。これはうまい。やっぱ焙煎で決まるよな。


ほいじゃ、宿へ戻ってチェックアウトだ。
頼んだ車が呼びに来た。途中で数組をのせてルアンパバーンの鉄道駅へ向かう。
駅へ着くと昨日のイタリア男と日本の女性も同じ電車でヴィエンチャンへ向かうようだ。イタリ男としばし歓談。俺のムチャクチャなイタリア語だけど、英語よりはマシ。というか英語があまりにも聞き取れない俺にはイタリア語の方がむしろ身近に聞こえるのだよ。



2時間ほどの電車移動でヴィエンチャン駅についた。
すぐに出るバスに乗り込みタラート中央バスターミナルへ。所持金ギリギリで切符が変えてほっと胸をなでおろしたよ。タラートサオという商業施設へ向かう。最後の両替をしたらもう16時半。飯食おう。フードコートがあると聞いてきたがちょうど閉店したところだ。残念。ちょっと市場をうろついたがちょうどしまったローカルマーケットだった。ちょっと歩けば齋の食堂があるみたいだから行ってみよう。



ルアンパバーンとはまた雰囲気が違い、建物も大きく人も多い。雑多な感じもあるね。



10分ほど歩いて到着。やっているみたいだ。入ろう。


店内は照明もついておらず、ビュッフェメニューもなくなっていたが、普通のメニューで営業しているようだ。
わ!メニューの一番初めにカリーパフがあるじゃないかよ~!まじか。
カリーパフ頼める?
あるよ、できるよ。
とのことでやったね。ここで食えるとは考えてもいなかった。去年のチェンマイで出会って惚れたカリーパフ。マレーシアやタイのものだと思っていたけどラオスでも食えるとは。しかも齋とは!タロイモ、餡、チキンなどを包んで揚げたものでバカウマなのだよ。



この店はメニューの数が多い。
チキンもダックもポークもあるが、どれも肉ではない。植物性の食材100%で出来ている。
ラオスを代表する料理のラープを頼んだ。
カオニャオ? No。ライス2つ。
ラープとはひき肉と香草の炒め物。餅米と一緒に食べると最高だけど無いので普通のご飯と食べる。
このラープがなかなか辛かった。ハバネロみたいによい香りでチリ好きの俺は嬉しい。
辛い〜。うまい〜。
そして、カリーパフあったらいいねと言って来たラオスで見つけられるとは喜びも一入だ。
こうしてベジ食堂を求め、ジェ、ジェと探して歩くのもアジア旅行の楽しみだな~。

食べ終わったので宿へ向かおう。ぼちぼち暗くなってきた。歩けば歩ける距離だ。行こう。

30分くらい歩いて着いた今日の宿。Villa de Mekong。


コテージの作りで一棟ずつ分かれている。わぁ、木の家だ。いいなぁ。

☆ラオス③ルアンパバーン

明けてルアンパバーンの朝。


宿の朝飯が7時から。まずはドラゴンフルーツが来て、いくつかのパンや卵のメニューから選ぶ。


初めてのラオスのパン。水分が少なくて軽い。
ベトナムと同じようにフランス統治の時代があったのでパンがラオスに入った。
バケットサンドがベトナムならバインミーで、ラオスではカオチーというのがあるけど食べる機会はあるだろうか。

雨っぽくて寒いけど今日はあちこち見て回るツアーに出かけるよ。
8:15に迎えの車が宿に来るというが、宿の前まで車が入れないんだよな。
Whats Upにメッセージが来たので道まで出て待つと伝えた。ほどなくしてあっちの方で手を振る人に気づいた。運転してくれるガイドだ。乗り込むとルーマニアの男が一人乗っていた。うちらのあとにウルグアイの四人組とイタリア男一人、その後に日本から一人旅の女性、次に日本の若い男二人、最後も日本の女性が二人乗って今日の勢ぞろい。

車で山道を進んでいく。
まずはモン族の村で降りて集落を見物させてもらった。
こういう訪問には慣れていても決して裕福ではなく素朴な生活をしているようだ。
そんな人たちの体と暮らしの様子を感じられてよい体験だった。

次はクアンシーの滝へ行く。




泳いでよいところもあるが今日は寒いわ。
俺は動いている水がとりわけ好きだそうだ。昔綾さんに言われて知ったのだが確かにそうかも。見ているといつまででも見てしまう。水というのは特別なものだと思っている。水が水であるということには科学で解明され切っていない秘密があると思う。水の本質を人間は分かっていないのだろう。






一番上まで行くとカフェがあった。時間があるしコーヒー飲もう。エスプレッソとバナナケーキ。

高地にある植物を沢山見た。日本で見ない木々も多かったと思う。

集合場所まで下りよう。

次に行くのは昼飯を食べるところで50分くらい車に乗るらしい。
山道で雨ときているから泥んこで、穴のところもあり容赦なく揺れる。俺は車に弱い。早く着かないかなぁ。


象のいるところで昼飯。カレーとかいろいろなもののビュッフェになっていてビールもあり。
食べたら象に触れられる時間。
象と目を合わせた。その目はお互いに心の中を見ていた。静かだった。心の中まで見られたかったのでよかった。




次。パークウー洞窟へ。
この先は車は終わり。ボートでメコン川を下るよ。
車じゃなければ大丈夫。空気が外とつながっていれば酔わないよ。空気が閉じ込められるとアカンの。






川の向こうには切り立った岩壁。そこが洞窟になっていて、入ってゆくと夥しい数の仏像が並んでいる。何体あるのか知らないがすごい数だ。
かつての統治時代に仏教を禁止されでもしたのだろうか。詳しくは分からないが信仰と仏像を隠して守る必要があったのか。大変なことだったのだと思う。写真はない。

次は更にメコンを下り、焼酎を作っている村で降りた。
糯米で醸す焼酎を作っているところを見学した。
ドラム缶に薪をくべて糯米を蒸して発酵させた蒸留酒。
このラオラオという名のラオスの焼酎が沖縄の泡盛のルーツともいわれているとか。



味見をさせてもらったが、度数が低いものは紹興酒のように糯米を感じさせ、軟らかくうまい。
度数が強いのは焼酎や泡盛を思い出すもので俺は好きだった。
たしかに泡盛ってタイ米で作るんだよな。琉球、タイ、ラオスのつながりや関係性を知りたい。あとで調べよう。

それじゃ、あとは夕方のメコン川を下るだけだよ。



昼飯の席でイタリア男と隣になったから好きなイタリアのことをちょっと話したりできて楽しかった。
実はアタシ、英語はまったく分からないの。こっちが言いたいことや聞きたいことはなんとか言えるのだけど、返してくれても単語の一つも聞き取れない。俺の弱点だ。

最後は街の方の船着き場で下りた。車でそれぞれのホテルまで送ってもらえるのだが、いいや、このまま街歩きにしよう。一日一緒に動いたメンバーとはここでさよなら。

小さな町だし、昨日も歩いたから大体わかる。チェンマイよりも小さいし。
どうしようか、何喰う?どっか入ろう。何喰いたい?とか言いながらうろつく。
考えても決まらないし、調べて決めても美味い店かか分からないし、テキトーにやるのが一番でしょう。
またナイトマーケットに来たよ。


食いたいものはラオスのもの。ラープとカオソイは昨日食えた。
カオプンという麺があるそうで、それを探してうろついていたら麺の屋台で見つけたよ。食ってみよう。


ココナッツの汁に米の麺で、これこそカオソイの味に近い。


うめえわ。やっぱココナッツ好きなんだなぁと改めて確認した。
タイのカオソイもココナッツカレーの汁だけど小麦粉の卵麺で味付けがインスタントラーメンぽいんだよ。クイッティアオは米麺でもあっさりすぎるし。ラオスのカオソイは米麺でトマトベースで肉味噌味でウマイのだけど一番気に入ったのはこれ、ラオスのカオプンかも。うまいわ~。いい。

楽しいなぁ、綾ちゃん。
去年はふたりともガシガシ生穀菜食&ヴィーガンで食うものにうるさすぎた。
今年も変わらずヴェジタリアンだけど旅行の時はしょうがないし、生食に関してはほぼこだわりがなくなたから楽しめる。選択の自由度が違う。


うろうろきょろきょろしていて目に入った。なんだこれ。
どうやら甘いものだ。なんかカノムタイに近いものに見えない?どうやら糯米の菓子らしい。
すごい色をしているけど、黒は黒米じゃないか?いってみよう。


めちゃうまい。うちらがすごい好きなやつだ。
見た目とちがい自然な甘さ。変なもの使ってないね。これ何ていうんだろう、また食べたい、もう一個食べたい。

もう少し歩く。通りのあっちの朝市の場所も見よう。
何か食べたい?食べるとしたらロティかカオニャオかな。今年のうちらは元気だ。腹もつよくて色々食える。
いろいろな食べ物を売っているが、うちらは肉類にはまったく目もくれないが、バナナの皮に包んだものがあって何か聞いたら、魚だった。意外だったがスルー。
地元の兄さんが小さな容器に入った佃煮みたいのを慣れた感じで一つだけ買って去った。あれ、何だろう。。。
市場の一番奥まで行って引き返しながら、綾さん何喰いたい?カオニャオかな。だよね。俺はさっきナムプリックみたいなの見たんだよ。ナムプリックというのはタイとかで食べる唐辛子の佃煮みたいなもので、ニンニクやエシャロットなどと炒めたもの。これを食ってみたかったけど去年のチェンマイでも叶わなかったやつ。行ってみよう。
ナムプリック?そうだよ。一つちょうだい。
さっきの魚の店でカオニャオを二つ。あ、これもちょうだい。メコン川でとれた川海苔。これもラオスの名物だ。テーブルに行って食べよう。


念願のナムプリックと食べるカオニャオは最高だった。そして辛かった。
カオニャオひとつでナムプリックひとつ食べきれないね。かれ~わ。うまいわ。しかしかれ~。
どうしよう、捨てちゃうしかないか。いやダメだよ食べて。カオニャオが足りないわ。かれえ。
綾ちゃん最後にロティ食べるの?甘いものがあれば食べられるんじゃない?みたいな話をしたけど、綾さんが頼むつもりなのはプレーンのロティだった。買いに行ってみよう。
ロティの店が何しろ人気で沢山並んでいる。最後尾について待った。頼んだのはプレーンロティ一枚。またテーブルに座る。そのロティで残っていたナムプリックを食べたらバカウマ。うわ、なにこれウマイ。辛く感じなくない?うまい。海苔も一緒にいったら?うわ、うますぎる。
ロティとナムプリックはめちゃんこうまかった。
甘いロティと辛いナムプリックを一緒に食うという発想はあまりしないんじゃないかなと思う。だいたいがロティはシーツで基本は練乳ドバドバでnuttellaを塗ったりして食べる甘党の楽しみだから、ナムプリックを屋台で買うような人のイメージには浮かばない物事だと思う。この食い方はうちららしい。そしてめちゃんこウマイ。


へえ~、プレーンのロティってホントにプレーンなんだね。
練乳塗るかって言われたけどNOにしてきたよ、とのこと。
ただの生地と辛いのが合うし、小麦の生地はさっきまでの口の辛さを癒してくれる。


色々食べた。うまかったなぁ。
最終的には綾さんがスムージーを飲もうか迷った。あっちの果物屋、こっちの果物屋と行ったり来たりして、やっぱり要らないかなと。じゃ、帰るかい?と。
ごめん、やっぱ油っぽかったからライムジュース飲む。とのことでフルーツジュースのスタンドへ。おカネを渡して綾さん一人で買いに行ってもらい、後ろから見ていたら、いろんな人たちがフルーツを買いにくるので面白かった。大きなひとたちの中で迷いながら注文してジュースを作ってもらう綾さんはひときわ小柄でしなやかな気をまとっていた。

サッパリしたライムジュースを片手に、
いっぱい食べたね~。長い一日だったね~。
と話しながら宿へ向かった。