習ったスタイルをアレンジして自分の手順を作り、多くの人の体に触れ、経験を積んで、感じた。
凝りほぐしや筋肉ストレッチもいいけど、根本的な原因を改善する方法はマッサージでは足りないのでは?
アンテナを張っているうちにヤング式自然療法と出会い、腸揉み・宿便出しを学び、施術に取り入れた。
夫婦で一所懸命やって二人とも体がずいぶん変わり、食べ物ということをあらためて見つめなおす機会になった。
他にも0.0.0術の講座に参加し、体への触れ方という根本的で大切なことを学んだりもした。
そして憧れだったチネイザンも習い、施術を続けている。
妻が言う。気功をちゃんと習ってみたら?
中医、薬膳、気功の老舗である北京中医大学の日本校に、二人で見学に行った。
一年かけて中医の基礎と気功と推拿を学べる。
どれくらいの成果を得られるかは分からないが入学を決めた。
気功の実習はよかった。
いままで使ったことがない体の使い方で、内から巡るという感覚がリアルだった。
ちょっとした意識の違い、ちょっとした力の違いで大きな変化をもたらすということを実感し、実習に励んだ。
中医の基礎理論と診断学も初めて学ぶが知りたかった世界だ。
中国の伝統的な人体観と世界観の深みと広がりは魅力的で、学びの入り口に立てたことに喜びを感じた。
推拿という按摩も中医の考え方により独特だが魅力的だ。
気血のバランス、エネルギーの偏りというシンプルでいて決定的な問題に関わってゆく施術は効く。
どこかが不調だ。例えば痛い部分がある。
それを探ればどこかの筋肉の不具合や凝りは発見できるし、そこをほぐすことはできる。
しかしその筋肉をほぐしても、その筋肉が凝った原因には触れていない。
カラダは絶妙、微妙な均衡をとりながら健康を保っている。
体の中には代表的な経絡というものが14本通っていて、それぞれが特徴のある働きを受け持っている。
それらの個性を合わせてハーモニーは成り立っている。
個性的な誰かが突出したことをしたり、あるいは誰かがさぼったりするとハーモニーは崩れる。
不調とはそういうものだ。
突出した表現をなだめたり、さぼっている奴の気を引いてやったりするのが中医のやり方。
肝心なのはハーモニー。
エネルギーは必要な時に必要な場所に必要な量を使えればよいのだ。
どこかにエネルギーを使いすぎていたら、他に必要な時に使える力がない。それでは困る。
現代人の不調はこのあたりにあるのではないだろうか。
必要ではないことに使い過ぎてしまうから、ハーモニーも失調する。
このエネルギーの偏りをリセットして必要なところへ流せる状態をもたらす術が鍼や推拿なのだと知った。
これは面白い。やりがいがある。
学びと実践は続く。



















































