どっか行きたいね。千葉の海でも行こうかと考えたけど、手帳を見れば俺の稽古も入っていない日だった。
これは珍しい。貴重だ。もっと遠くへ行こう。どうせならドリヤンが食えるところへ行こう。ベトナムだ。
Maison Hai Homestay。ハイさんが経営する宿。いつも主人がいてくれる安心の素泊まり宿だった。親切に何でも教えてくれて必要な手配はすぐにしてくれる。言葉は通じないけど翻訳アプリで話してくれて楽しかった。
古都ホイアンは川での灯篭流しが名物で、たまたま明日の水曜日が月に一度の灯篭祭りの日だそうだ。街灯を消して灯篭の灯りだけにするらしい。さぞかし人が出て混雑必至だろう。ということで川で船に乗るのは今日にしておいた。
最初に通りかかったヴィーガンの店に入った。
旧市街をうろつく。あ、バインミーの店だ。
パックになったものでよさそうなのがあったからそれをもらう。
で、調べ始めてハノイ、ホーチミン、フエ、サパ、ダラット、よさそうなところは色々あるが3泊でダナン、ホイアンに決めて行ってきた。
月曜の夜の稽古を終え、帰ってシャワーして出かける。
夜の羽田空港で仕事からの綾さんと待ち合わせ。
ムスビを食べ、2:00発のベトジェットに乗り、6:30にホーチミン到着。
乗り換えの時間で換金してSIMカードを購入。さっそくマンゴースムージーを飲む。
ここからまたベトジェットでダナンへ。
予約しておいた車のドライバーが名前を書いた紙を持ち待ってくれていた。
ホイアンの宿までタクシーで移動。45分くらいかな。Grabなら1800円から2500円くらいが相場だそうだが、宿の主人が用意してくれたのは定額1800円だったのでありがたい。
ホイアンはこの旧市街自体がユネスコ文化遺産で趣がある。
観光客も多く、いかにも人気の観光地なのだろうけど、街並みには木が生えていて、花の香りが果物と混じって匂う。そして現地の人の活気でむせ返りそうだ。
夕方暗くなるまで旧市街を見物しよう。
観光客のベジタリアン向けのオシャレな店だったけど美味しかった。
綾さんはカオラウというホイアンの麺。
朱印船貿易の頃の日本と交易があり、伊勢うどんの影響で出来たのがこのカオラウ。街の井戸水を使わないと作れないホイアンだけの麺だ。味の濃い少量のタレを具と麺にからめて食べる。
俺のはブン ボー チャイというスパイシーな麺。
チャイというのは菜食、素食のことか。
ベトナムは米の国。米粉の麺料理が沢山あり、どの麺にも沢山のハーブが一緒に出され、混ぜて食べる。
ミント、ホーリーバジル、レタス、パクチー、ドクダミなど。
テーブルの唐辛子やニョクマムなどを各自やるのはウチも同じスタイルだし、ベトナムは食が合いそうだね。
この店はベジ仕様のバインミー チャイなのでウチらもモリモリいける。
パンはパリッと軽く、中には野菜がふんだんに。ウマイ。ドクダミがあの香りそのままに入っているわ。
ガサツそうに見えながら、案外一つ一つちゃんと作るんだよな。20,000ドン。安い。120円。
街中のゴミ箱を整理するおばちゃんをバックにバインミーを食べていた。
そぞろ歩きを続けたが、世界中からの観光客でいっぱいだ。
今回ベトナムを選んだ理由はフルーツ大国でドリヤンが旬の時期であること。
街の真ん中あたりにドリヤン売りがいるという。行ってみた。
パックになったものでよさそうなのがあったからそれをもらう。
いい形のものが2本入っていて150,000ドンだから900円。安いものではないけど高くはない。
食ってみたら美味いじゃないか!これだよ。求めていたドリヤンだよ。うめえ~。
初めてタイで食べた時の感動を思い出す美味しった。嬉しいわ。
ベトナムは暑いね~。観光客は多く、地元の人の生きる力が強く、バイクのクラクションが鳴り続けている。
一旦宿に戻り休憩。シャワーを浴びてひと眠り。綾さんはまだ寝ている。宿の周りを散歩しよう。
今日はまだコーヒーを飲んでいないから、どっかに入ろう。
ベトナムのコーヒーは独特で基本練乳たっぷりで甘い。一度くらいはそれもよいけど俺はホントにコーヒー好きだからやはりブラックで飲みたい。ベトナムはブラジルに次ぐコーヒー生産国だが多くはロブスタ種。ロブスタはストレートではあまり飲まれない強いコーヒー。これをブラックのホットで頼んだら作ってくれた。28,000ドン、150円。
外の席に座り扇風機からの風とベトナムポップスが混ざる。目の前の道にはひっきりなしにバイクと車が行き交っている。気分がよい。落ち着く。ロブスタらしい強いコーヒーは美味しく、出してくれたハス茶がホットなのは何故だろう?
夕方になりふたたび旧市街に出た。
食堂やカフェ、カゴや服屋など多くの店と人とバイクと様々な匂い。暑いな。
日が暮れてきて船に乗る。
ゆっくりと漕ぎ出さた船はゆるゆると進んでゆく。川から見る街の様子は岸からでは感じられないものだから趣がある。
入れ墨ビッチリの船頭はスマホを弄りながらでこちらを放置気味なのもよかった。
こちらから言ってライターを借りて灯篭の蝋燭に火をつけて川へ流した。
しばらく船にゆられてから岸に戻った。
適当に疲れ、宿への帰路に就く。灯篭が沢山ともる街をぼんやりと眺めながら歩いた。
道路沿いのスムージー屋でメニューを見たらアボカドスムージーがある。もらおう。一つだけの注文でもプラスチックの椅子をすすめてくれた。この店はストレートのアボカドで美味かった。贅沢なもんだな。ごちそうさま。
道を進むと昼間はやっていなかったチェーの店がやっている。幼稚園の園庭の奥にある店。
黒い仙草、緑のパンダンなど色様々なゼリーと練乳に氷を入れて冷やしながら混ぜて食う。
ベトナムは暑い。しかしエアコンはあまりない。冷たいものでも摂らないとやっていられないのだろう。コーヒーも基本はアイスだしビールには氷を入れて飲むのかな。ふだん冷たいものを摂らない俺たちの腹はびっくりしている。
部屋に戻りシャワーを浴びて、ビールも飲まずに眠りについた。

















































