子供の頃からアフリカやアマゾンに憧れている。
「野生の王国」「素晴らしき世界旅行」という番組を見て、血湧き肉躍らせていた。
幼稚園にも保育園にも行っていない俺は、身近にいる虫や小動物を友達のように思った。
タンザニアに、なんとか族という最後の狩猟採取民族と呼ばれる人達かいる。男は狩り、女は採り、分け隔てなくみんなで平等に食べ、いまを生きる。そして争いを好まない人達だ。
学校へ行くことよりも、大きな獲物を獲れるようになりたいという。そのために色々な矢が欲しいと。
俺は肉を食べない。
19で初めて玄米菜食になった。
数年後、何でも食べた。
そしてまた肉を食べなくなった。
畜産業界の酷さを知った。動物が恐怖に怯えて体を震わせ、涙を流し、親子の別れを悲しむのを知った。
猫と暮らしながら猫を食わない。
豚も鶏も牛も猫と同じだ。
そんなのは綺麗事だ。
植物は生きていないというのか。
答えは出ない。
考えが変わり肉を食べる日が来るのかもしれない。
その時は、自分で捕まえ、屠って、食べる。
猪の親子の写真を見た。
沢山の小さなウリ坊が母猪の乳を吸っていた。
俺はやさしい気持ちになった。

















































