☆自分の言葉でしばらない



体が柔らかいといいこともあるかもしれませんが、固いからいけないというわけでもありません。
柔らかくなりたいという方に、どうして柔らかくなりたいかを聞くと、柔らかい方がけがをしにくくなるという答えでした。それはあるかもしれませんね。
かと思うと、柔らかすぎてもケガをするという考え方も聞きます。
どっちなのでしょうね。

私には答えはわかりませんが。

ちょっと話は違いますが、私はこう思います。
「私は体が硬い」と言わないほうがいいです。

自分は硬い。私は子供のときから体が固い。ストレッチしてるけど硬い、柔らかくならない。
と言わないほうがいいです。

自分で自分を硬いと言ってしまうことによって、自分をにそういう呪縛にかけてしまうのです。
努力しているのに、友達と話すとあいさつ代わりに「身体が硬い。柔らかくならない。」と言ってしまいます。
それはおそらく無意識ですし、何の気なしに言っています。
むしろ努力をしていることを隠して謙遜気味だったりするのかもしれません。
しかしこの自分の口から出てゆく言葉が、自分をそのようにさせてしまうという不思議な仕組みがあるようです。
これを「呪」といいます。「しゅ」と読みます。
硬い硬いと言って自分を硬い人に留まらせてしまう。

使う言葉というのはすごいものです。そして怖いものでもあります。
言葉には魔法の力があるのでしょう。

私は「呪・シュ」については夢枕獏の「陰陽師」で知りました。
最初はすすめられたマンガでした。
のちに小説で読みました。とても面白いものでした。
この「呪」にまつわる様々な話です。

私はテレビを持っていませんが、いまテレビドラマで「陰陽師」をやっているとか。。
誰が演じているのか知りませんが、「呪」について考えるきっかけになるかもしれませんね。


詰まる所、自分を不自由にしてしまう思い込みを、自らの内から生み出さないようにしましょうという話です。