☆06・14



ディスタンス。
この言葉を声に出したり、文字に書いたことは俺の人生で何度あるのだろう?
先日のブログで書いた以外にあるのだろうか。
言ったり書いたりしたことがないけれど、ここしばらくでずいぶん聞いた。

そしていつも思い出すのはこの詩だ。


  あヽ麗はしい距離(ディスタンス)、
  つねに遠のいてゆく風景‥‥
  悲しみの彼方、母への、
  捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。 

                          吉田一穂 「母」


ずいぶん前のこと、吉田一穂が好きで「海の族」という詩をオイリュトミーの作品にしたことがある。
今は文学をほとんど読まなくなったけど。。






このあいだウィスキーを買った。
家の酒が無くなると何か一本買うのだけど、しばらくはそれを飲むのだからボトルを選ぶのは結構真剣なものだ。
親父はNIKKAが好きだった。たまにはニッカにしてみよう。
しばらくウィスキーの棚を見ていなかったので、これは知らない。

変わり映えのない日常、なんて思ったりしちゃいけないが、どうやら退屈を感じることもあり、酒を飲めたら気が散っていいなぁと思う。日曜日が待ち遠しい。






今週ついに読破した。じゃりン子チエ全巻。番外編も。
文庫版で47巻。全部読んできての大団円は納得のデキだった。めでたしめでたし。

昔から好きな話があった。
コミックの大きさでいう第4巻。「ミツルの結婚式」という回。とてもいい話なのだ。
Aと知り合ったときにその話をした。
「へぇ、そんなにいいんだ。私も一つだけじゃりン子チエ持っていたよ」と言っていた。
一緒に暮らし始めた彼女の荷物にあったのは、一つだけ持っていたというこの古いコミックの4巻だった。



最近、Aの休みの日には、俺がパンを焼いている。
慣れてきたけど、たまにはハナサクベーカリーのパンを食べて勉強したいなと思っていた。




これがそのハナサクのカンパーニュ。




オリーブ入りのものも。




やはりウマイわ~。
パン職人のカンパーニュ。半端ない。

俺も今週一回焼こう。




コーヒー豆を切らした。
これを機にまたコーヒーをやめようかと考えていた。
俺の貧血に悪さをしているかもしれないから、コーヒーは一杯、あとはハーブティにしていた。
もう全部ハーブティだけでいけるような気がしたけれど、豆が切れたとなるとコーヒーが欲しくてしょうがない。
中毒みたいだな。わはは、いいよ。イチンチ一杯くらいならいいでしょ。




こうして少しのお菓子にはコーヒーが最高でしょ。



「あなたにとって好色とはどういうものですか?」という質問に対して、細江英公氏が答えていた。
「飯のようなもの。一度くらいは抜いてもよいが、まったく抜きではつまらない。」

なるほどと思った。



日曜日の日が暮れた。