☆サワードウでパンを焼く


コロナの自粛で家にいた春にパンを焼くようになった。
YouTubeで簡単なカンパーニュを焼いている人のを見て真似してみたのが始まり。
酵母というものの力で小麦粉が発酵し、オーブンで焼くとパンになる。
白神山地のこだま酵母というのを使ってきた。
乾燥したものと生の酵母と両方使ってみたけど使い勝手のよさから乾燥のものを冷蔵庫に常備し、たまにパンを焼いて食べている。
極めようってんじゃないから、適当にうまければうちらは満足する。
しかしこの酵母の味なのか、独特の味がするのが少し気にはなっていた。ライムギや全粒粉の比率などを変えてもいつも独特の味があるので、これはこのこだま酵母の味だろうと思っていた。じつはこの味がしなければもっとうまいだろうなと思っていた。
自然の酵母とはいっても工場で培養とかしているものなのだろうし。

よく自家製酵母と聞くけれど、これは果物やレーズンを発酵させたものを使うらしい。
考えると面倒くさいし、よいレーズンとか探して金をかけるのもなんか癪だしと後回しにしてきた。

インスタグラムでパンを焼く人の投稿を読むと勉強になる。
サワードウというものがあるらしい。
なんのことかわからなかったが、これはどうやら果物とかを使わずに自分で起こす酵母種らしい。
やってみたくなった。



50gの全粒粉と40mlの水をまぜる。蓋をのせて室温で一日おく。
翌日に50gの全粒粉と40mlの水を足してまぜる。翌日も翌日も。
そして五日めに発酵がだいたい完成しサワー種として使えるようになる。というもの。

焼いてみよう


タッパのがサワードウ

焼けた

いちおう膨らんでいるじゃないか

まじか
あの五日間でホントに酵母が育っていたのか

食べたらすこぶるウマイ
こだまみたいな気になる香味がまったくない
それどころかいい感じのすっぱみがある!

二回目

ちょっときれいに焼けたか

味は初回がよいか?
Aは今回のがうまいとのこと


種はパンを焼く前の日に冷蔵庫から出し
餌をやる
すると活動が活発になりパンを焼く力となる




三回目

2月9日
モモちゃんの誕生日



落書きみたいになってしまった

今回のはやたらモッチリしている

切れめのことをクープというらしい。スパッと切らないときれいに開かないのだがこれが案外難しい。俺のはカッターの刃で切れ味はイマイチだ。
成形した生地を2次発酵させる器のバヌトンとかいうものも持っていない。

回を重ねるたびに気づきがあり、改良を工夫する。

4回目

わりとまともな感じになったのか?
食べたいけれどさましてからね
今日の夜に味をみよう


売っている酵母を使わない。果物も使わない。
小麦と水を混ぜて時間をかけると種になる。
小麦粉と塩と水と火だけでパンを作る。
古代エジプトで始まったといわれるもっともシンプルなパンの焼き方。
うちでこんなパンを焼けるなんて嬉しいことだよ。難しくも煩わしくもなく誰でもできる。