☆01・23



中央図書館が近くにあるので便利だ。
本は買わない。借りるか100円で探すか。

Aの蔵書に写真集があった。
女の子だけが出てくるもので、これは何の写真なのだろうと思いながら眺めていた。
David Hamiltonの世界を思い出させる。というか、この作家はきっとデヴィハミが好きで、ああいう世界を出したいのだろう。Sisterとかサントロペの夏とか。
しかしいい。これは誰の作品だろう?とページをめくっていったらDo Familyと書いてあった。
え?あのドゥファミリー?と尋ねれば、そうだよ、すごいかわいくない?とのこと。
へぇ、ドゥファミったら丸井をうろついていた二十歳頃の記憶だけど、こんなに素敵な世界観を持っていたのか。。

このブランドのイメージPRみたいな写真集だったのか、もろに好みの世界でよかった。
それでDavid Hamiltonを思い出した。見たくなった。
図書館の蔵書を検索すると「サントロペの夏」があるから予約した。
いいよなぁ、ああいう感覚。美しい。
と思ったらデヴィハミじゃないけど更に思い出した、映画「picnic at hanging rock」。
観たくなった。





Aと出かける。
まずは原宿へ。
表参道を歩く。目指すはHBgallery。知り合いが展示中だそうだ。
映画を題材にした作品の話で、ブリキの太鼓はヤバイとか盛り上がってしまった。
どういう流れでだったか覚えていないけど、
「あれ、あれ、あの映画、女の子ばっかりの寄宿舎みたいな、、、。」
「え?ピクニックアット?」
「あ、それもすごい好きだけど、それによく似ているやつで。。」みたいな会話をした。
たまたま昨日ひょんな流れで思い出した美しき映画を、同じく好むという人に会ったので、俺は少々興奮した。


なんか食おうか。
まだ腹減ってないね。
行きたいと言っていたBuik Tokyoへ一応向かってみる。
青山通りを越えて根津美術館てのを初めて知り、その奥の、ネットの地図がなけりゃ分からなそうな場所にその店はあった。
腹は減っていないから菓子だけ買って帰ろう。スコーンありそう?
店に入ってみると沢山の客でほぼ満席状態。
入り口のショーケースに美味そうな菓子が並んでいる。
スコーンふたつとフルーツケーキひとつを所望。


次の目的地へ。
青山通りへ戻る。PinpointGalleryへ。ここでも知っている作家が展示中とのこと。
在廊中の作家が話していたのは青葉市子だそうだ。以前聴いたけどもう音源は手元に無い。
しばし作品を観たのちギャラリーを出る。


次。
青山ブックセンター。
ここでも好きな作家の展示があるそうだ。
俺はそろそろ疲れてきた。
先日クラスでも話したが、絵の展示を観に行くのはとても疲れる。使い物にならないほどに疲れるのが展覧会だ。マジで。
今日は3件も回ったけど小さなギャラリーだったし、まったく気合を入れずにゆるゆる歩いてきたので大丈夫だ。
なにしろ俺は靴が苦手だ。19の頃からカタチが好きで履いている靴があるのだが、足には全然合っていない。外出で歩くと痛くてしょうがない。
そろそろズックにした方がいいんじゃない?。


17時。
腹も減ってきた。
吉祥寺に戻ってSajilo Cafeに行こう。
お気に入りのネパールカレーの店。井の頭線へ向かう。
サジロのマトンカレーはウマイ。
いつでも食いたいマトンカレー。
今日もマトンにしよう。
そしてナンなんだけど。
チーズナンにしようかプレーンナンにしようか迷う。
前回食べたチーズナンがめちゃウマだったのだ。
それはカレーに合わせるというよりはそれだけでウマイ感じだった。実にウマイのだ。
Aは電車で寝ている。
マトンカレー食いたい。ナンでカレーを食いたい。チーズナンも食いたい口になっている。どうしよう。
と考え続けた旨を目覚めたAに告げた。
両方頼もうよ。
そうか、両方食やいいのか。最高の答だね。
行こう。18時になるよ。並んでいたらサミイね。


席はまだ空いている。賑わっている。
店員が日本語でオーダーを取る。
マトンカレーふたつ。
ナンふたつ。
&チーズナンひとつ。

来た~。




俺のはベリホットと伝えたからチリが沢山かかっている。
ほんとウマイカレーなのです。

プレーンナンに付けては口に運び。肉をかみしめ。
チーズナンは4枚だから2枚っつ。とろっとろのチーズがタップリでピッツァみたいに美味い。
幸せだ。ずっと食っていたいわ。

また来よう。