☆奄美大島②

ここは空港より北の地域で、街ではないので店はなく、宿も観光客も少ない。
もう少し北へ行くとあやまる岬という場所があるらしい。行ってみよう。


いやぁ、蒸し暑いよ。
東京も暑いが海の蒸し暑さはまた違うね。これまた好きな感じ。歩いているだけでシャツがぬれてきた。


国道を歩いている人はいない。自動車も少ない。岬まで徒歩20分のつもりがもっと歩いた。
道の両側はどこもサトウキビ畑ばかりだ。おー、こんなにサトウキビしかないのかよ。さすがだ。
二人で話しながら40分くらい歩いて到着。
展望台まで行くと夕方になってしまうので、まずは閉まる前にカフェに入ろう。


MISHORAN CAFE。


こういう時にコーヒーしか飲まない俺がほかのものを頼む気になったのは島の魅力か暑さのせいか。
なんか奄美の甘酸っぱいもののフロートを頼んだ。うまい。さっぱり冷たくきもちいい。
そして冷房が強くて寒いくらい。何か菓子でも追加して外のテラスにかけてみよう。


テラス席からの眺めは広々と遠くまで見え、風が通って最高だ。気持ちいい。
この店は自然寄りで変なものを使っていない品が多い。
素朴な菓子はうまく、いろいろと心が行き届いているので気持ちが安らいだ。
よさそうな塩を土産に買って店を出た。


もうちょっと歩いてあやまる岬に到着。
眺めがよく喜界島なども見える場所らしい。見忘れたけど。


いいとこに来たな。いい感じ。

夕方になる。戻ろうか。今戻ればまだビーチに寄れる。


誰もいない。入りたいね。入ろうか。海パンだけ持ってる。入ろう。


誰もいない海で泳いだ。潮が満ち始めた大きな海。
少し泳いだらすぐに満足した。
海に入るということの良さを体でホントに感じたよ。今の俺だからそう感じられたのだと思う。

宿に戻ってシャワーを浴びた。


晩飯が18時。食堂へ行く。


瓶ビールを頼み、料理が運ばれてくる。

刺身の魅力を理解していない俺も美味いと思った。刺身ってウマイんだなと知る。


冬瓜、椎茸、隠れているけど骨付きの胸肉なのかな、トンコツと呼ばれる豚肉の煮もの。甘辛くおいしい。


油を使わないウチらなので揚げ物なんて久しぶり。揚げたての天ぷら。天つゆも辛めでありがたい。
酒はいいから飯をもらおう。
ナスの味噌田楽も味が濃くてうまかった。

朝に迎えに来てくれた女将さんと話していて、明日はずいぶん早い出発ですねと。
バスが6時半発なのだけど、途中の空港で2時間待ってまたバスに乗って街へ行くことを伝えると9時に空港まで送ってくれるという。それはありがたい。
朝飯は無しでよい旨を事前に伝えていたのだけど、ムスビを用意してくれるという。これまたありがたい。
早朝に出ないでよいとなればもう一度ビーチへ行けるじゃないか。朝の海かよ。最高じゃないか。

部屋にもどり、横たわったら寝てしまった。黒糖焼酎は明日飲めるでしょう。