☆山椒地鶏鍋


GWはどこへも出かけずヨガとオイリュトミーの日常でしたが
実家で家族と食事をしました。

いつからある代物なのだろう
かなり年代物の五月人形


今日の料理は
「山椒地鶏鍋」

これは昔、3チャンネルの番組「男の食彩」で四谷シモン氏がゲストで披露していたものです。
どうやら1993年の放送だったようでずいぶん前ですね。
私が二十歳のころです。
当時の私は一人暮らしで自由にやっていましたが、芸術や文化的な興味にのめりこむ若者でした。気になるテレビ番組はビデオに録画していました。そんな中に「男の食彩・四谷シモン」の回があったのをよくおぼえています。
兄がシモン氏の作品を昔から好きでよく見に行っていましたし、私はそんな兄の影響を受け、フランス寄りの文学や映画を好みました。
番組の中でシモン氏はこの料理を京都の友人から教えてもらったと話していました。私は勝手に京都の文学者・生田耕作氏だろうと思い込みましたがたぶん違うでしょう。
この料理って酒飲めるんだろうなと思いながら番組を観ていました。
司会者が酒に関してシモン氏に訊ねると、「20代、30代で一生分飲みました。いまはもうお酒は飲みません」と答えていたのがとても印象的でした。
その時のシモン氏が49歳。私はいま42歳。
先日一か月禁酒をして、今また飲み始めたけど大きな感動があるわけではない。
私も25年間けっこう飲んだから、もしかしたらシモン氏と同じようなことをいうようになるのかしらん?



さあ、
母と兄家族と俺。
山椒はふんだんに生えています。

兄が仕込んでくれた出汁はトリと昆布
酒が燗きました
ソラマメが茹りました
一杯やりながらトリを煮ましょう
フキを煮たの
下はフキの葉っぱを
味噌で和えたもの
トリは沈んでいます
シイタケも投入
そして庭で採れた山椒の葉っぱをふんだんに
煮えてきた
豆腐も入りました
山椒の香りがよい

できた
綺麗だ
山椒地鶏鍋
いい出汁が取れていて
トリは塩麹に漬けられていたので
ウマイです
京都では山椒をよく使うそうですね

あっさり塩味と山椒でいただくとは
なかなか乙です

私には薄味でしたので醤油をかけますよ

ドンドン酒を飲み酔っ払いました
私は案の定横たわり寝てしまいました
締めのウドンとかがあったのか
それを食べたのかおぼえていません


久しぶりに家族との食事
こうして近くで元気に暮らせている
ありがたいことです

ごちそうさまでした