先日、コンサートに行った。
中村 中。
この人のこと、ラヂオで知った。もう6年前のこと。
夜につけたbayfmから流れてきた番組。
この声、、
この人誰だろう?
その人の歌が流れてきて、
うわぁ、なんだこの歌。。 なんともいえない。 いい。
惹きつけられた。
で、調べて、彼女のことを知った。
それからは、毎週番組を聴くのが楽しみで、木曜日は稽古が終わればすぐに帰った。
で、13土曜日の神奈川県民ホールでのコンサート。
母音 A の言葉をフォルテで伸ばすときが印象的だった。
口をでかくあけるのだ。 すげえ。
人が声を出すということ。
このことのすごさを感じる。
陰と陽。。
足の裏の湧泉から大地の陰の気が上がってくる。
頭頂の百会から天の陽の気が入ってくる。
頭部の力。そして胸より下・Bodyの力。
このあいだに発声器官がある。。
喉だ。。
声 とは何なのだろう?
俺は人の声が好きだ。
声には、その人の意図以上のものが顕われる。
このあいだの、ウンベラータの葉っぱの匂いと似ている。
そのものの、目に見えている現象以上の、見えない力が、ある。
そのもの自体を顕現させる、元の力。
本質だ。
声の中に、これがある。
だからか、俺は、声に惚れる。
たとえば、アルフレッド・デラー。
この人が歌うイギリスの古い民謡「アニー・ローリー」。
それを聴くだけで俺の心は平安に帰る。
地球上のあらゆる人が聴けば、戦争は減るだろう。。
本気で、そんな気がする。
武器はいらねえ。
音楽と歌を。
このブログでも幾度も出てきたアルフレッド・デラー。
彼の「アニー・ローリー」が見つからないので、
私が大好きな楽器、
ヴィオラ・ダ・ガンバによる 「人間の声」
フランスはルイ14世の音楽家、マラン・マレの曲。
Marin Marais
Les Voix Humaines