☆ 声



先日、コンサートに行った。

中村 中。


この人のこと、ラヂオで知った。もう6年前のこと。

夜につけたbayfmから流れてきた番組。


この声、、

この人誰だろう?


その人の歌が流れてきて、
うわぁ、なんだこの歌。。 なんともいえない。 いい。

惹きつけられた。


で、調べて、彼女のことを知った。


それからは、毎週番組を聴くのが楽しみで、木曜日は稽古が終わればすぐに帰った。



で、13土曜日の神奈川県民ホールでのコンサート。


母音 A の言葉をフォルテで伸ばすときが印象的だった。
口をでかくあけるのだ。 すげえ。



人が声を出すということ。

このことのすごさを感じる。





陰と陽。。


足の裏の湧泉から大地の陰の気が上がってくる。

頭頂の百会から天の陽の気が入ってくる。



頭部の力。そして胸より下・Bodyの力。


このあいだに発声器官がある。。  

喉だ。。



声 とは何なのだろう?


俺は人の声が好きだ。

声には、その人の意図以上のものが顕われる。


このあいだの、ウンベラータの葉っぱの匂いと似ている。

そのものの、目に見えている現象以上の、見えない力が、ある。

そのもの自体を顕現させる、元の力。

本質だ。


声の中に、これがある。


だからか、俺は、声に惚れる。




たとえば、アルフレッド・デラー。


この人が歌うイギリスの古い民謡「アニー・ローリー」。
それを聴くだけで俺の心は平安に帰る。

地球上のあらゆる人が聴けば、戦争は減るだろう。。

本気で、そんな気がする。



武器はいらねえ。

音楽と歌を。




このブログでも幾度も出てきたアルフレッド・デラー。

彼の「アニー・ローリー」が見つからないので、


私が大好きな楽器、

ヴィオラ・ダ・ガンバによる 「人間の声」

フランスはルイ14世の音楽家、マラン・マレの曲。




Marin Marais
Les Voix Humaines