☆滓粕汁



昨日、酒粕を買った。寒いし粕汁でもしようかと。

夜のうちから水に浸してふやかしておいた。




朝、目が覚める。飯だ。

いつもの習慣で野菜絞りのジューサーを出した。
やはり朝イチは生ジュースだ。
ということはたっぷり野菜の絞り滓が出ることになる。
今日はカレーじゃなくて粕汁の予定なんだよな。
じゃぁ、そうしよう。滓粕汁。

出汁を取る。
素は使わない。様々なブシのミックス出汁。








レンソウ、ニンジン、生姜をジューサーにかける。



右からジュース、左から絞りかす。



具がないのも悲しいいから大根は絞らず刻んで入れよう。
絞り滓も入れる。トリムネも投入。




鍋が小さくてアカン。フライパンに引っ越そう。

火が通り始めたので味噌を入れる。糀屋三郎衛門のいい味噌。
発酵が進んでいるから冷蔵庫の中でも容器を立てたまま保管する味噌。





酒粕を入れて溶かす。ふやけているのですぐに溶ける。




火にかけている間にざっと洗い物をしちゃう。



できた。
うう・・・ただの甘酒みたいで可笑しい。



見た目にはあまり美味そうじゃないね。
けどレンソウで緑にならなかったのは幸いか。


あ、うまい。
普通に粕汁の味だ。
久しぶりだなぁ。。。

北海道出身の親父は三平汁と呼んでいた。
サンペイ、サンペイと言ってたまに家族で食べた。
肉ではなく鮭が入るのが特徴で、子供だった俺には慣れない酒粕の妙な味と、骨に気を付けながらシャケをしゃぶっている身体感覚がいまも残っている。


俺は昔から酒粕が大好きだった。

高1の夏休み。初めてのアルバイトは工場仕事。べらぼうな暑さに参りそうになりながら。
その午後の休み時間に俺だけは甘酒を買って飲んでいた。冷たいやつ。よほど好きだったんだな。


朝から汁もので腹が満たされあったまった。



一日が始まる。 今日も陽射しが綺麗だ。