☆スパイスなしの食卓



春先にやった栄養療法の血液検査。
足りない栄養素を多めのサプリで補ってきたがまったくいい感じがしなかった。

あとこれまでにやったことがない治療は漢方ぐらいか。
Aが以前漢方で不調がよくなったことがあるというし、俺もやってみたい。
漢方相談に行ってみた。

今まで受けた様々な治療について話した。
最後は栄養療法というのをやってみたけど変化はないと話した。
「皮膚の症状については、補うのではなくて出すのです。いらないものがあるからそれを出す必要があるのですよ」
それはわかる。しかし、あまり変なものを取っていないのだけどなぁ。
食事についても話をした。食品添加物を取らない食生活。冷たいものもとらない。外食はしない。買ったお菓子類は食べない。見た目からは意外なほど気を付けて食生活を送っている。
とはいっても15年ほど前に発症したときはけっこうメチャクチャでいい加減なものだった。それはいけなかった。
酒とコーヒーについての質問もあり、やはり体にはあまりよくないようだ。
「香辛料は使いますか?」
アカン、そこか。「スパイスはたくさん使います」
「それがいけない。そんなにスパイスは必要ありません。スパイスは体に熱を生んでしまいます。体にこもる熱が症状として表れています」
あ、鍼の先生と同じ見立てだ。
そうか化学調味料は使わないけどスパイスはかなり使う。これがよくなかったか。


で、スパイス抜きの暮らしが始まった。マジメにやっている。2週間経過。




シオコショウという単語になっているといってもおかしくはないほどセットで使う塩・胡椒。
この胡椒も熱を生むので避けてみた。
味付けは塩のみ。味気ねぇ~。




Aが休みの日の昼飯。
肉じゃなくて魚にしてみた。
野菜とメカジキのソテー。塩だけじゃ味気ないでしょ。せっかくパンも焼いたしイタリアンぽいの食べたいから、オリガノくらい使いましょうよ。
調べてみるとオリガノは熱は生まないし、抗菌作用が強いらしい。いいじゃん。




キンピラ!
生まれて初めて作った。俺はガキの頃からキンピラは大好きだった。これで飯を喰うのがウマイんだよ。
いつものごった煮を飯にのせていくのがAの弁当だけど、今日は別に肉野菜をちょっと炒め、卵も別に焼いてキンピラとのせていった。
もうずっとごった煮弁当だったからか、納得いかなそうな反応だったけど、昼休みにキンピラ弁当を喰いながら、「ウマスギル!」とメールが来た。
あたりめえだ。キンピライスは最高なんだよ。




俺も久々のキンピラ飯。ウマイよこれは。ガシガシ顎を使うのも気持ちよい。




いいねぇ、常備菜。昼飯が5分でできる。肉と野菜をチャッと炒めるだけ。




体を温めるスパイス、温めないスパイスを把握して使うことにした。
ターメリックは肝のはたらきに力を貸すからいいだろう。




A休み。魚を買いにいったらいいものが無くて、エビとホタテ、トマトとオリガノでフジッリ。




いかにスパイスで料理をしていたかがわかる。
うちにあるもので熱を生むから使わなくしたスパイスはクローブ、クミン、フェネグリーク、マスタード、フェンネル、シナモン、チリ全般というのは唐辛子の類。
使えるのはコリアンダー、カルダモン、ローズマリー、オリガノ、レモングラス、ミント類。




にんにく、しょうが、タマネギ、バジルも体を温めはするが、これらは取りすぎないように気を付けて適宜使おう。
あ、胡椒も少しならいいとのこと。




イタリアンぽいときにはやはりニンニクを入れたいものだ。
イワシとイカとアスパラ、トマトでファルファッレ。




常備菜。キンピラ。ごぼうは鍼の先生も推奨していたからけっこう使うがキンピラはやることがなかった。
作ってみれば簡単だし。すぐできるし。何日かもつし、いいもんだ。
右のは茶。
毒だしだからドクダミっつう名前なのだから。




久しぶりに向こうに山盛りのが見える。
Aはやはりごった煮弁当のほうが好きなのかもしれない。
ナガイモ、ジャガイモ、キャベツ、豆腐、卵、味噌味。


1週目は漢方4種を日に3回で2週間たった。
昨日相談にいったらこれから悪いものがどんどん出てくるとの話だった。
金もかかるし3種になり、スパイスなしのデトックス生活が続く。