☆ヨガ雑感

先日の公演を見に来てくれたEさんの感想が嬉しかった。


オイリュトミーの動きをしている俺の足指を見ている。
いつでも足指が伸びていることを見ている。さすがだ。
Eさんはterra yogaの一年目にいらした方で長い付き合いだ。指導者としても長年やっている。ポーズは正確で美しいし、きっと努力もしていると思うがそういう風には見せない人で俺は好きだ。
彼女が注目していたのは俺が動いている時の足指だった。
ずっとずっと言い続けている「足の指を曲げない」ということ。なんども何度も言っていること。それを俺がどうしているかを見ていた。それをみて嬉しく思ったそうだ。

足の指が曲がっている体、曲げた体、伸ばした体、伸びている体、全然違うのですよ。
これをちゃんとやる人が少ない。これさえ治せたらヨガなんかやらいでいいとさえ言っている。
そんなに言っても、分かってくれないのは何故なんだ?と思う。
言っていることが理解できないのだな、言われてもやらないくらいの取り組みならばうちに来る意味がない。
ヨガ教室なんていくらでもある。いわゆるポーズをするヨガなんてどこでも出来る。俺がヨガを通して取り組んでいることはポーズをすること自体とは違うところにある。
体を治すのは自分自身だということをよく言っている。
それと同じように体に働きかけられるのもあなた自身、自分自身しかいない。

ポーズなんてできなくたってよい。
何に気をつけようか、どこに注意をし、どんな力の使い方をしようか、そういった「自覚」にこそヨガがあるのだろう。「気づいていること」自体が重要だ。
気づいていますか?
俺はいつもそんな風に思っている。