☆Rune Jacobs



今年の6月にイタリアはローマに行き、1週間のオイリュトミーワークをした。

そのうちの一日はパフォーマンスで30分のソロを見せることが決まっていた。


何をしようか。



オイリュトミーは最後に少しやることにして全体を即興舞踏で構成することに決めた。

しかし、その音響・曲を決めるのは重要だ。



イタリアにSaint Justというロックバンドがいた。
ここの女性ヴォーカルのJulia Sorentiという人にはお兄さんがいて、この人もシンガーだ。
Alan Sorentiというのだけど、こんな人のこと、ふつう知らないのだろうな。
イタリア人も知らないんじゃないか・・・。

このアラン・ソレンティの「Aria」なる曲が好きで、といっても20ぐらい聴いていなかったけれど、
この曲をローマで踊ったらどうかな、とか考えた。
時間的に20分もある長い曲で、いい感じなのだ。

声がいいんだ。

久しぶりに通して聴いてみたけど、イマイチ乗り気になれなくて却下したのだけど。


ここから連想されたのが、Rune Jacobsが歌うA・Scarlattiの「ヨハネ受難曲」。
一気にイタリア・バロックに飛ぶのだけど。

これの冒頭の歌い始めと、Alan Sorentiの歌い出しが重なったのだ。

鍵盤で有名なのはDomenico Scarlatti。
その父ちゃんがAlessandro Scarlatti。
こんな古い音楽を今のローマっ子達が知っているのかな?という気にもなったけど。


結局、冒頭は素晴らしいが、そのあとをずっと使うにはイマイチと判断し、却下。


でもこうしてうちで聴くにはすごくいい。

Rune Jacobs かなりお世話になったシンガーです。