☆12・13



昨日はゆずの命日。たまには涙が出るほど生き生きと思い出す。思い出が薄れてゆくのは悲しいから。



今日は午後が休みの水曜日。

公演も終わり、久しぶりに家で過ごせる。


Aの要望によりワンプレートランチ
キャベツとエリンギのバジル炒め
茹でブロッコリー
ズッキーニとパプリカ焼き
豚バラ炒め
トマト
アボカド
無農薬3部撞き米


夏に観た映画「ムーンライト」から
こういうワンディッシュを
「シェフのオススメ」と呼んでいる















これら全て味付けは塩だけなのだが、とても美味い。

変な調味料や添加物なしの家メシが最高。

けっこうなボリュームだけど、ペロリと腹におさまってしまった。


先日のリコッタチーズが残っていたので、と
焼いてくれてあったパンケーキ。

加水率低めでストロングな歯ごたえがナイス。




なんかレコードで音楽を聴きたい気分になった。


モノへの執着がまるでないので俺は物をどんどん捨てる。
そのもの自体の質感とかにこだわらずバサバサ捨てられる。
なにしろ物がなくてサッパリしているのが好きで、
膨大に所持していたレコードもCDも数枚しか残っていない。
長年かけて集めたものなのにデータにしてしまった。
データ音源はものすごい数あるのだけど、
ハードディスクという15センチの箱の中だ。



コーヒーが好きで、今さら喫茶店というものに惹かれている。
そのせいか、あまり好きにならなかったJazzというものを
改めて聴いてみようかな、という気になっている。

なんかJazzって肌に合わない。と思い込んでいる。
それでも19の時に一通りを聴いた。
音楽熱が半端じゃなかったので勉強のつもりもあったのだろう。よく聴いた。

のちに、俺にJazzは合わねえ。と分かった。それでほぼ全て売っぱらった。
ドルフィー要らねえ。マイルス全然要らねえ。アイラー、モンク、コルトみんな要らねえ。


だけど売らなかったレコードが2枚。

Charlie Paker「On Dial Vol.4」
Warne Marsh & Lee Konitz「Live At The Montmartre Club」





パーカーのダイアルなんて別に価値があるレコードじゃない。
おんなじ曲の別テイクが3曲ずつくらい入っている変なレコードだ。
しかし素晴らしい音楽なのだよこれが。
久しぶりに聴いた。
パーカーってやっぱり特別な音楽家だと思う。be-bop。




このライブはリー・コニとマーシュの絡みがたまらなくおいしいアルバムで、
なんといってもA・B面の最後にバッハを吹いているのが印象的だった。
オイリュトミーを始めてからクラシックばっかり聴いていたから、
このレコードなんて20年以上聴いていない。
で、久しぶりに針を落とすと、甦る、このワクワク。
二人のラッパの絡みが心地よい。
で、バッハ。
2声のインヴェンションだったのだ。
しかもA面は1番。B面は13番。何てこった。
残しておいてよかったかも。
聴く気になってよかったかも。


二十歳のころの趣味だ。
レコードをかけてコーヒーを淹れて、
タバコは疾うに止めたけど、
余暇を楽しむ心。
忘れていたよ。