木箱212構法の家。
100件を目指して進められてきた葛西潔建築設計事務所の仕事。
この家で96件目とのこと。
木箱 96/100 学園坂。
10月5日、雨もよいのなか、予定通りに工事が行われた。
母にもらった赤飯で朝飯を。
そして、職人さんたちへのご祝儀というものを用意することにした。
祝儀というも憚られる少しのものなので、お茶代ということでお昼に渡せばよいかな?
とかいろいろ考える。
封筒も用意していなかったので、俺の手元にあるのは姪っ子用の猫が書かれたポチ袋。
大工さんにこれじゃアカンな。
Aが茶封筒を折って、手製のハンコを押してくれた。こういうのはお手の物だ。
銀行に寄り、ピンサツを用意したりして、工事開始よりだいぶ遅れてしまった。
10時に現地到着。
基礎の土台に柱が立っている! たけえなぁ |
柱に梁が架けられていく。 狭い道路にクレーン車 このクレーンの操作が絶妙に巧い 電線もあるのにすごいものだ 棟梁大工が揃っての仕事は見事だ 大声の指示出しをすることもなく たんたんと作業が進むのは素晴らしい 手順を完璧に把握している人たちの呼吸 |
昼飯。
今日はうちで弁当を用意したくて、そう伝えてもらってある。
近所の肉屋に手配してあったのでAと取りに行く。
トンカツ弁当の大。
お疲れ様です。と食べ始めた。おなかが空いていることでしょう。
俺も腹減ったからガツガツいったが、このトンカツがいけない。筋張っていて、脂身ばっか。
おい、こりゃあ、アカンだろ。
大工さんたちも食えたもんじゃないだろうな。しかし、何も言わずに食べている。
ほんと悪いことをした、謝りたい。
トリカラを別に20個揚げてもらってきたのがあったから、せめてもの罪滅ぼしになっていたらよいのだが。。
午後は階段が届くとのこと。
13:30到着予定だそうだ。しかし電話をかけたら今から出るという返事だそうだ。いま13時だぞ。
いつになるのだ~?みたいな空気だが大丈夫か?
午後の工事が始まり、梁が大体入った。
このタイミングでトラックが角を曲がって入ってきた。おー、ピッタシだ。
白い螺旋階段 どうやって入れるのだ? |
わ、これもクレーンか! |
上がった! すげえ。 |
入った |
トラック来たぞ~。
次はこれやるぞー。
みたいな確認や声掛けがまったくない。
5人の大工さん、階段屋2人、まったく余計な動きがなく作業が進む。これがほんとにスゴイ。
適材適所に人が付き間違いなく動いている。クレーンの人も物凄い技術。
階段が入ったと思ったら、階段屋は即座に下を固定。上では棟梁が梁に固定している。あっという間に階段が付いた。と思ったら階段屋さんは即座に帰った。
道で交通誘導をしているヘルメットの人は設計の葛西先生本人だし(笑)。スゲエ、木箱組。
午後は雨が降り出してしまったが、木箱 96/100 学園坂、上棟。
雨の中をありがとうございました これからよろしくお願いします |
俺たちも朝からずっと立ちっぱなしで作業を見ていた 雨の中傘をさしてまで見続けている建て主っているのだろうか 冷え切った体を風呂であたためて 熱いのを一杯やろうよ |