本日17(金)13:00からオンラインの30分ヨガやります。
実教室への参加はなくオンラインだけでヨガの日もあったりと、今年はいつもと違う年だ。
雨や雪なら出かけずに家でヨガできたりと、オンラインでのレッスンは便利でもある。
先日Sさんにピアノが届いたことを報告したら、にこにこして喜んでくれた。
なにか弾いて。と言われても、弾けるようなものはないし、そういうレベルではないのだけど、空で覚えているのはクリーガーのメヌエット。右手だけでメロディラインを押した。
Sさんは「有名なバロックの曲ですね。和音は分かりますか?その曲はAなのでラドレを弾けば伴奏も付けられますよ」とのこと。さすがだなぁ、ちょっと聴いただけで曲の調がわかるのか。
バイエルとかやろうと思うのだけど、オススメの教材はありますか?と聞いてみたら、
「メトードローズとかもありますよ」とのこと。へぇ、初めて聞いた。フランスのものかな。
いまAが教科書選びをしているところなので、メトードローズと伝えてみた。
早速調べてくれて、バイエルはドイツ、ローズはフランスだとのこと。イタリアのポッツォーリという教科書もあるという情報が昼休みに送られてきた。彼女はネット検索がうまい。
それぞれにその国民性が現れているそうだ。どれが好みだろうか。
バーナムはアメリカのものだったかな。これの幼児用教材をやっているけれど、次のを何か欲しい。
夜にAが帰ってきた。
甘酒をあたため、餅を焼いた。
すると机の上にこれが置かれていた。
メトードローズ。
おー、いいねぇ。中を見たら日本語での説明が書いてあるし、よくわからないけど内容もよさそうに思えた。
もちろん俺には大変なレベルには違いないけど、やる気が出るものだった。
フランスのというところも、なんかいいじゃん。
最近思うのだけど、好きな作曲家とそうでない作曲家というのがいる。
好きな曲と好きになれない曲の傾向もある。
クッキリ分かれている訳ではないのだけど、俺にとって近しく感じて気持ちいい人と、なんだか分かりにくい音楽を作る人がいる。
苦手な人の曲の中にもメチャ好きなものがあったりもするので一概に好き嫌いとは言えないけれど、最近自分の傾向を認めるようになってきた。
頑張って聴いても合わないものはあるから、好きなものを気持ちよく感じまくった方がいいだろうと思うようになった。
という感じで好き嫌いの尺度に対しての自分の感性を尊重している。
クラシックをメチャメチャ聴いたのは20代で、オイリュトミー修行の時期と重なっている。
その頃は、某評論家の意見にけっこう影響をうけていたなぁと思う。
ハイドシェックのコンサートに行ったときに、前の席にその評論家と遠山慶子女史がいたのでちょっとトキメイタ思い出がある。
いま思うとその評論家はずいぶん偏った見方をしているなぁと思う。
批評というのは個的な感覚であるのだろうけど、知らぬ間に影響を受けてしまうものだな。
色々なものに影響を受けてきた。いろいろな人の影響のもとにモノを考え、選びとり、歩いてきた。
これからもそれは続くだろうけれど、自分の奥の声を聴いて時間は有効に使いたい。
そんなことを考えながら、あらためて聴いているリリ・クラウスのモーツァルトは最高だ。