☆08・11



コーヒー焙煎が安定してきた。
いまうちにあるのは5種類の生豆だが、どれもおいしく焼けている。
生豆に熱を加えていく過程を見ていたら、俺の好みも変わってきた。
ほんとに真っ黒に焼いたものを好んだが、度を超すと美味しさも香り抜けてしまうことがわかった。
焼いてから1週間ほど寝かせたものがうまいと思い込んでいたが、新鮮なもののうまさが分かってきた。
いまは1週間も経つと、ちょっと時間が経ったなと感じる。




焼いたその日に淹れてみた。
豆の動きがはんぱない。

買ってきた焼きたて豆を嫌っていた理由は、焙煎香が邪魔だったから。
好きな人にとってはこの焙煎香がよいらしいが、俺にはコゲの味に感じられて余計だったのだ。
しかし自分で焼いた深煎りは、この焙煎香が豆につかない。
焙煎機と違い、ザルで焼くから煙が中に籠らない。
あらかじめ水洗いもするから薄皮がだいぶ取れている。それでチャフも少ない。
焦げたチャフがまとわりつかないのもコゲ香が残らない理由かも。

油が出た豆が好きだったのだが、焼いてから寝かしている間に油が出るのかと思い込んでいた。
それがそうではなくて、焙煎を進めている中で油が出てくるのだった。
2ハゼから油が出始める。俺のはフレンチローストで油が最高に出ているところで煎り止め。
焼きあがりから数時間したら美味しく飲める。

他人が飲んでどう思うかは分からないが、自分にとっての理想の珈琲豆に近づけているのはとても楽しい。


グアテマラ
ウエウエテンゴ