☆沖縄①波上宮


沖縄に行ってきた。
綾さんが夏休みを取れるということで、那覇ミュージアムに旧石器時代の展示を観る目的で旅程をたてた。
いざ沖縄に行くとなると行きたいところは他にも出てきた。展示はそのうち東京にも来るでしょうということにして今回はパス。
本島東部にある聖域斎場御嶽(セイファーウタキ)と久高島見学に出かけてきた。

月曜日3:30に起きる。


8:15羽田から飛行機に乗る

那覇に到着

飯を食べに行こう

目的の店を歩いて探す

パーラー熱風アジア

オーガニック、ヴィーガンの店
ひよこ豆コロッケのピタサンド
中華まん
沖縄薬草スムージー
普段食べることのないものばかり
これがどれもほんとに美味しかった

饅頭もピタもうまい
スムージーって初めて飲んだけどウマイわ
本や食材も売っている
うちでも使っているものがあり親近感がわく
こういう店が増えて欲しい
レジで半額になっていたスコーンを買って出る

バスに乗り次の目的地へ向かう

波上宮へ
綾さんが生まれたのは沖縄
氏神様への参詣は今年したいことだった

お参りをし
御朱印を押してもらい
綾さんは御神籤を引き大吉だったそうだ


次は那覇のバスターミナルへ向かう。歩けそうだな。行こう。
今回の旅行は数日前に決まり急いで色々調べた。ヴィーガンの自分らのこと、どこで何を食えるかが大事なポイントで、あらかた行く店も選んでおいた。地図を何度も見たので那覇の中心部の大まかな位置関係は頭に入っている。俺の体は東西南北がなんとなく分かるので、けっこうスムーズにターミナルまで移動できた。

しかしこの辺で足がやばい。靴が苦手で、長い時間歩けないのだ。
ゾーリやズックではなくちゃんとした靴を履いてきたのだ。それでもかなり幅広の靴だが、普段あまり履かないので皮が軟らかくない。踝に当たるのは我慢できても、指の痛みに俺は弱すぎる。辛い。


あかん
靴はそろそろ無理だ
ゾーリ買おう


ターミナルに着いて乗り場と時間を確認すると少し余裕がある。
ダイソーに行ってみるとゾーリはないがサンダルがある。助かった。

バスに乗り、本島西部の南城市サンサンビーチのバス停まで1時間。下車し歩いて安座真港へ。
ここに島ゾーリが売っていた。おー、ナイス。これで大丈夫だ。
17:00最終の船が来た。海は少し荒れ気味のところを高速艇が飛ばすので中から見ている窓は波をかぶりっぱなしで迫力がある。
15分ほどで着いた。久高島。徳仁港。


おー 気持ちいいなぁ

あちこちに猫のいる島
みんな綺麗でスマート
そしてなつっこくかわいい声を出す
最高じゃないか


島にホテルはない。4件ほどある宿はほとんどが素泊まり。うちらはおかめやさんを予約した。
荷物を置いたらもう夕焼けだ。暗くなる前に飯を食べよう。食堂が閉まったら食べるものがないからね。
コンビニはもちろんない。居酒屋もない。
港の近くは集落で人の家もあり、島の3分の2くらいは店も家もない。ほとんどが聖域で入ってはいけない場所も多い。この島は神の島と呼ばれているのだ。

一番大きい食堂に行った。ここでは名物のイラブーを食べられる。イラブーというのはウミヘビのこと。
一応ヴィーガンだけど、ここでしか食べられない特別なものなのでいただこう。


いらぶー汁御前
右のどんぶりの黒いの
これがいらぶー
ウミヘビだ


すげえな。丸い胴をぶつ切りにしたものが一つドカッと入っている。
表面はいかにも蛇っぽい。
かぶりついてみた。以外にも表面は固くない。むしろクニャっとしている。そして身はしっかりしている。
硬いというほどではないが歯ごたえが強い。身欠きにしんを思い出す。味は野生味もありうまい。あたたかいうちがよさそうだ。力強い。綾さんも大胆にうまそうに食っているのがいい。
貴重なイラブー汁をありがたくいただいた。

窓からは外が見える。どんどん日が暮れてくる。外灯はあるのだろうか。宿まで帰れるか少し心配したが、店には島のおじさんたちが次々に集まっては自分で勝手に生ビールを注いで飲んでいるから大丈夫だろう。おじさんたちの会話を聴いていると何を話しているかまったく聞き取れない。沖縄言葉でも島の訛りがかなり強いようだ。

外へ出る。最小限の外灯をあてに歩くとあちこちに猫が佇んでいるのがいい。
宿に戻りシャワーを浴びた。
那覇で買ってきた泡盛を飲んで寝た。

明日はガイドさんと島めぐりだ。