☆emilly van evera




俺の音楽好きは節操がなく、超雑食。で、美味いもんしか食わない。

hiphopばっかり聴いているように見えるけどそんなことはない。

クラシックは若いころからいろいろ聴いた。
オイリュトミーを通して楽譜の読み方を学んだ。聴く音も増えた。
オイリュトミーで使うピアノ曲をかなり聴いた。
そしてルーツへ遡ってゆくという性質のため古いものをかなり聴いた。

バロックはバッハ、ヘンデルから始まって、どんどん遡った。
シュッツから、オケゲム、ジョスカン、ド・ラリュー、そしてペロタン。。。
音大でも音楽史の中でちょっと名前が出るくらいの音楽家たちも聴いた。
Disk Unionでレコードを買ってくるのだ。楽しかったな。
新しい盤に針を落とし耳を傾ける。
いまよりもずっと耳がよかった。心をゼロにして音に向かえた。
音楽のエッセンスがカラダに流れ込んできた。

こうして古楽の虜になったのだ。
カウンターテナーで何人か大好きなシンガーがいて、このブログでも度々登場してもらっているが、
女声にもお気に入りがいる。
まずはKathleen Ferrier.だ。古い人だ。マーラーの大地の歌が有名か。。

そしてEmily Van Evera。
ソプラノだ。古楽を歌っている。
何が好きかって、その声と、ビブラートをかけないところ。母音が柔らかいのだ。
あんまりメジャーな人ではないのかな。

ピリオド楽器(当時に作られた楽器)を使って演奏する楽団がはやった。
こういうバンドを漁って聴いた。フィリップ・ヘレベッヘとか好きだった。
もう一つはAndrew Parrotが指揮をするTaverner Consort & Players。
彼らの音楽がとても気持ちいいのだ。キビキビと迷いがなく進んでゆく。
余計な装飾がなくシンプルなのは何に於いても俺の好みだ。





ヨハネ受難曲。すげえ緊張感。なんてかっこいい音楽なんだ。興奮するぜバッハさん。


このタヴァナー・コンソートを率いるParrotさんのディーヴァ(歌姫)Emilly Van Evera。
日本に来たら観に行きたいなー。
コンサート情報とかをまめにチェックしないといけないわ。





初めて聞いたEmillyの歌唱はこのVivaldiだった。
完全にノックアウトされた。声に恋した。俺は純粋だった。