☆中川ワニ珈琲



俺はコーヒーが好きだ。
毎日毎日コーヒーを淹れて飲む。
豆をガリガリと手で挽き、ペーパーフィルターでドリップする。
あちこちで豆を買ってくるのも楽しみの一つ。
飯を食ったり、音楽を聴くのと同じようにコーヒーを楽しんでいる。

ヨガもさることながら、日本中でコーヒーが流行っているそうだ。
半年くらい前からか、Instagramというのを始めたあたりから俺の生活がちょっと変わった。
趣味のことを楽しむ気持ちが広がった。好きなことに関する情報が増えた。
外食をする機会が増えたし、行ってみたい店や食いたいと思うモノが増えた。
要するに欲望が増したということ。それに従順に暮らしているってのはいけねえのかな笑。


中川ワニという珈琲豆焙煎人がいる。
店舗を持たずに、住居兼アトリエで注文を受けた豆を焙煎し発送するという売り方。
日本各地でコーヒー教室を催したりもしている。
この人の豆を買いたいと思っても叶わずに何年もたつ。未だどうやって注文すればいいのかわからぬままだ。
豆をいれておくブリキ缶をヤフオクで手に入れて使っている。しかし豆は飲んだことがない。

この焙煎人のワニさんがInstgramにいた。
さっそくフォローしたら俺のタイムラインにワニさんの投稿が流れてくるようになった。
毎日何度も投稿している。しかしコーヒーに関することは皆無。毎日聴いている音楽のことばかり。
仕事しながら聴いたCDのジャケット写真と、文があってもCDへの一言感想だけ。こればかり。
わはは~、おもしれぇ~。俺とおんなじだ。仕事のことを全然言わない笑。
あげているCDはジャズが主なので知らないモノも多いのだけどけっこう参考にさせてもらっている。
たまにHipHopをあげたりしている時にコメントをつけると返してくれたり。

で、豆の買い方を知りたいなぁ、聞いてみようかなぁ、と思っているところへトークイベントの情報が入った。

対談の相手は仙人スパイスの高橋仙人さん。
この人の作る胡椒については以前このブログでも書いた。


行ってみた。
月曜日。夜。青山ブックセンター。



スタート時間より15分くらい前に到着

わ、ワニさんがなんかしゃべっているようだ
なんか緊張してきた


「ワニさんがコーヒーを淹れていますので
どうぞいただいてください~」

見たい見たい。

おー!
ワニさんのドリップを間近でみられるとは!

わわ、写真撮ったりしてる人がいるし

俺も~
「一枚写真いいですか?」
「はい」

わはは~
楽しい

隣の人は唯一のお弟子さんのRomiさん 



これだよ

今日の話のメインの内容になる
インドネシアの超貴重な豆

一口飲んでみる

なんだこれは!
飲んだことがない味だ!
なんともウマイ
たまらん

賞与封筒にはひとかけらのチョコレート
これを食いながらコーヒーを味わい話を聞こうという趣向

このチョコレートは東京チョコレートのもので
パチパチガムみたいに口の中で弾ける変わり種
Aが来られず残念なのでチョコの欠片を残して帰ろう


仙人さんとのインドネシアでの話がメチャメチャ面白かった
勝手なイメージで仙人さんてヒゲモジャのヒッピー的な人かと思い込んでいた
しかし実際はとてもピシッした方で
綺麗にシャツを着ていて話し方もハッキリとキチッしていて
とても感じのいい方だった

ワニさんは想像通りゆったりやわらかで
とてもいい時間だった

ゆったりとして楽しいながら
とても豊かで大切な内容が語られていた

こういうのが好きだ
固くねえ
威張らない
楽しい
そして
ちゃんとやっている



今回はワニさんが出した本の関連イベントだった

「家でたのしむ手焙煎コーヒー」

その本の内容を実践するための生豆を売ってくれた

トークのあとではその本を買ってのサイン会が催されていた

俺は人にサインをもらわないので
帰ろう
ワニさん 仙人さん ありがとう
メチャ楽しい会でした~


ホ~ントだれか誘って共にこの楽しさを共有したかった
しかしそういう友達がいないのだなぁ


本も買って手焙煎をやってみよう





そしてもう一つの収穫は
みんないただいた賞与袋の中には
ワニ珈琲の豆の注文用紙が入っていたこと

やった!
ついにワニさんの豆を手に入れられる! 




この日はホントに楽しい気分で家路についた。
仕事アガリのAとの待ち合わせ。10分ほどある。高田馬場。途中下車。
ツーっと「一軒め」に吸い込まれ、席に着くなり「熱燗」。出た。
きゅうきゅうと2杯あおり410円。なんて楽しい10分間。
馬場のホームに戻りAと合流。
翌朝のクラスはなさそうなので、帰ってイモユを飲む。今日の出来事を聞いてもらって楽しすぎて飲みすぎた。


こういう日もたまにはいいか。