☆イタリア旅行 · ジョリッティとカラヴァッジョ



オルヴィエートからテルミニへ帰ってきた。
まだ15時半。サンタンジェロに行こうかと予定してはいたが、もう疲れたな。。
昨日から歩き詰め、立ちっぱなしで大変だったし、一回休みを入れたほうがいい気がした。
宿に戻って17時まで寝ようと提案。

と言っても、寝てる暇はなくて、次の動きを考える。

昨日はナヴォーナ広場までたどり着いたけどそこまでで終わりだった。
San Luigi di Francesi教会に出くわしたが閉まっている時間で入れずだった。
ここにはカラヴァッジョのマタイ3部作があるのだ。
初めてローマに来た2009年にこれを見たくて訪れた。
デレク・ジャーマンの映画で知ったのか、カラヴァッジョが好きだった。
Aは絵を描く人だ。とてもいい絵を描く。教会の宗教画やカラヴァッジョの光と影の絵画を見せたかった。
そして母たちにもジョリッティのジェラートを食べてもらわないと。

行こう。

17時にロビーに集まって、またテルミニへ。なんかこの道もずいぶん歩いた気がする。
40番か64番のバスに乗る。

余談だが、64番はスリが多く悪名高いバスだと聞いた。
この64と40はテルミニからサンピエトロ寺院まで行くバスだ。
そしてテルミニ周辺にはたくさんホテルがあり観光客がたくさん泊っている。
ローマ観光に来てバチカンに行かない人は少ないだろう。
バスの終点がバチカンだからこのバスは便利なのだ。
だからスリはそんな観光客をカモにするのだろう。
俺の友人も64番で掏られた。丁寧にウェストポーチに全て入れていたらしい。日本の保健証まで入っていたとのこと。そんなもの使わないでしょ。
スリはプロだ。ほんとに気を付けなくてはいけない。

そして、バスに乗った客がチケットに打刻していることって少ないように思う。
現地の人は定期やパスを持っているからと聞いたことがあるが、実際はどうなんだろう?
普通のチケットは乗ったら必ず打刻をする。そこから100分の乗り降り自由。乗った時に機械で自分で打刻する。それを確認する車掌などはいないが、たまに検札が乗り込んでくる。そこで未打刻がばれると5倍くらいの罰金がとられるらしい。まだそれは見たことがない。
俺たち4人の観光客は一応ちゃんと打刻した。
混んでいるバスに乗り、だれもやっていないチケット打刻をガチャコンガチャコン。
また今回もtorre argentinaで降りる予定。その手前ヴェネチア広場で、わお、検札が乗り込んできた!
おー、まじか。初めて見たぞ、ほんとに来るんだ。
どうぞチェックしてください。チケットを差し出すとOK、パス。制服を見るとPOLIZIAと書いてある。警察!
あぶねえ。やっぱ、やることはちゃんとやっておかないといけないのだな。
いかにも観光客ぽくてダサイかもしれないけど、ちゃんとチケットの打刻はした方がいいですよ。
つまらない思いをしてしまったら折角の旅行も台無しだから。


バスを降りて昨日と同じ道を行く。
まだ明るいパンテオンを横切り、ジョリッティへ。
今日も歩いて、走って疲れて、ここまでも歩いたし、店の中のテーブルに座って食べようというAからの提案。
いいね。そうしよう。俺も座るのは初めて。
給仕が来てメニューを渡される。take awayの立ち食いならコーンかカップで2種類選べての2.5ユーロ。
座って頼むジェラートはガラスの器に入って6ユーロ。

それぞれに選んで注文した。
俺はまたピスタッキョとザバイオーネ。


生クリームものせてもらう
ウェハースの筒が刺さっている
うまいねぇ

しかしすごい量で
最後は味がわからなくなった

エスプレッソもとてもウマイ




座って休めたし、次に進もう。
San Luigi di Francesi教会。
昨日の夕方にサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局でポプリを買い、ナヴォーナ広場へ向かうときに出くわした教会。
ちょうど閉まっている時間で入れずだった。
19時半まで開いているとAが調べてくれた。18時半からはミサが始まるので一般の見物はできなくなる。
その前の時間にお邪魔した。

中に入ると聖歌がかかっている。
信仰を持たず、宗教感情が極めて薄い俺でも気持ちが静まり、人の敬虔さに敬意を感じる。

側廊の礼拝堂を順に見て回る。

これがマタイ3部作。




聖マタイと天使



聖マタイの召し出し



聖マタイの殉教



憧れのカラヴァッジョを初めてみたのが10年前。それ以来か。
何でカラヴァッジョが好きなのだ?
俺は、中世からルネサンス、バロック芸術全般を好み、特に音楽はかなり聴いた。
これらはキリスト教の芸術だ。
俺とキリスト教は関係ない。
しかし惹かれる。美しい。

光と影の絵画といわれるカラヴァッジョ。
やはり迫力と説得力が抜群で引き込まれた。

宗教も芸術もどうでもいい。

心を揺さぶられる。