秋。
けれど、こんなタイトルの本を読んだ。
作者はジャック・フィニィ。
たまらん。
何ともいえないよさがある。
本を読んでいても、知らぬ間に他のことを考えている。
目では字を追っているけど何も入っていないことに気が付く。しばらく戻ってやり直し。これの繰り返し。
全く想像のつかない物語を描くジャック・フィニィの世界。ボンヤリの俺は、三回読むくらいの時間を費やして一回を読む。短篇集だからよかったけれど。
ハヤカワの文庫って馴染みがない。若いころにユイスマンス「彼方」を読んだだけ。
ジャック・フィニィというのは、内田善美が好きだと書いていたので知った。
このゲイルズバーグの表紙絵を描いているというのもありアマゾンで買った。
フィニィの世界も楽しめたのだけど、内田善美に少し近寄れたような、少し知れたような気がして嬉しかった。
読書中、音楽を流しているから内容が頭に入らないのかもしれない。
しかし、暑さが去り、落ち着きを取り戻した体に音楽が気持ちがよい。音がよく聞こえる。
書き出してみると節操なく流しまくっているのがわかる。
原千恵子のリュリ。ヴィソツキィの歌70曲。シフのバッハ。ポーグス「赤いバラを僕に」。ビーバーのヴァイオリンソナタ。パーカーのダイアル全部。デラーのイギリスの歌たくさん。ジュリアン・ベイカー2枚。ビオンディでヴィヴァルディのソナタ。D’Maestro。メンフィス・ジャグ・バンド。モリー・ドレイク。。。。