ベネチア旅行は3泊だけでも十分に楽しめた。
午前についた初日は本島をウロウロ。
S.M.Nのポプリの在庫がないので買っていこう。
人気の少ない通りの古い建物に入っている小さい店。いい感じ。ローマ店もいいがベネチア店もいい。
ポプリは24ユーロに上がっていた。俺が知っている間でも15ユーロから18ユーロ、そして24ユーロ。
それでもまだ日本で買うよりはだいぶ安い。
俺は香水が嫌いなのだけど、このポプリは落ち着く。材料はフィレンツェの丘の草や花。レシピは秘密。
母と風雨に煽られながら頑張った。
島は可愛らしく雰囲気がある。名産のガラスもレースも興味がないので船を待ち、宿へ戻る。
パニーノを買って食べたり昼寝をしたり。
夜はレストランを予約しておいた。ベネチアは高いのに味がイマイチな店が多い。
美味そうだとあたりをつけておいたai promessi sposi 18時の予約。
俺はボンゴレ。母はイカスミ。魚介のミックスフライも食べた。どれもうまい。
この店は塩気が強くなく、俺には足りないくらい。しかしこの店うまいかも。値段は安めで接客もいい。グラスワインは2ユーロ。俺は白、母は赤。
一度はドルチェとコーヒーまで頼もうと思っていたので、いきましょう。
俺はティラミス、母はリコッタのムース。そしてイタリアでkaffeといったらエスプレッソ。
40日もコーヒーを抜いた舌には強烈にうまかった。濃い。濃い。
母はこの店が気に入ったようだ。どうせなら明日もここにしない?というので同じ時間で予約して帰る。Posso prenotare domani?のdomaniをoggi?と言ってしまい、何?oggiは今日でしょ?明日のことかい?と言われ慌てて訂正。しかしギリギリのイタリア語でも通じて会話になると嬉しいものだ。
早めに寝たものの、エスプレッソのせいか目が覚めてしまった。ま、明日も仕事はないから、またワインを飲んでもよいのだよ。
三日目は朝飯後に土産を探しに出かける。船に乗って大きなスーパーへ行くもイマイチ。あるいてナントカフードセンターまで行った。ここはひと通りいろいろあって助かった。うちはヴェジタリアンで煩いので買うものはオーガニックのハーブティとかBioのパスタ。カムット小麦のパスタがあったので買ってみた。
昼はまたパニーノを買って宿に戻った。
少々休んで向かいの島サンジョルジョマッジョーレに行った。教会の鐘楼に上がってベネチア全景を見る予定だったがしばらく鐘楼は休みとのことで残念。船で帰る。
夜はまたあのレストランまで歩いた。
俺はラザニヤと赤ワイン。母はラグウのビゴリと白ワイン。
肉か魚か食べたいか聞いたら魚とのことで、スズキの丸焼きを頼んだ。
背で開いてオーブンで焼いただけの料理。塩気なんてほぼ感じられないほど素材そのものの調理。塩コショウをもらって食べたらウマイわ。
エスプレッソはナシ。リコッタのムースを半分ずつ食べて帰る。
宿に戻り、寝ようにも時間は早い。母は寝る。俺は買ったワインを飲む。メルロ。
イタリアで売っているワインはコルク栓のものが主流で、安いものも高いものもある。宿の部屋ではコルク栓を抜けないからスクリューのボトルを探すも少ない。少しあるけど値段はむしろ高いのが日本と逆。
スマホを見ながらワインを飲むも、すぐにコックリコックリ。寝よう。
明日は最終日。リド島に行こう。