☆2024チェンマイ③の2

一日よく歩いたよ。
ゾーリだけど大丈夫かい?
そして火熱食ばかりだから腹一杯で体も重い。
でもまだ夜も遅くないから少し出よう。


近くの寺ワットチェディルアン。ここは夜に来てみたかったのだ。









神社でも寺でも手を合わせてお願いをしない。こんにちわ、お邪魔してます、と挨拶するだけだ。
それでよいのかわからないけど、信心なく拝めない。祈りは他者に頼むものでもない。


寺とかあまり関心ないけど、ここチェディルアンはなんかいい。
巨大な菩提樹があり、この木が倒れる時はチェンマイが崩壊する時といわれているとか。
この木の下で去年亡くなった友人コージさんに挨拶した。「綾さんと来たよ」。
コージさんは20代前半に親しくした友達。のちに有名なタイマッサージのマスターになって活躍していた。俺がタイ式をやりたくなった時に相談したくて連絡を取ろうとしたら、ちょうど亡くなった直後だった。そして去年一人でここに来て「タイマッサージを学びに来たよ」と報告したのだった。


この塔はいい。もとは80mもあったが地震で壊れてしまったそうだ。

寺も神社も煌びやかにする必要は何なのだろう?俺には分からない。
神社という存在の深い意味があるのだろうことは分かるが、神は人の中に在ると思っている。建物は重要ではない。キリスト教会では父、子、精霊という三位一体である霊、魂、体のうち霊は教会を通してのみ実現するみたいなことをナントカ公会議で決めたが、何だよそれはという感じだ。
ハナシが逸れた。

綾さんもワットチェディルアンをよく感じたみたいでよかった。

今日もまたチェンマイ門の方へ行ってみようか。
ワンディの家の近くだし、この旧市街の南東部は馴染みがあって落ち着くよ。チェンマイ門の市場は楽しい。
何か食べようか。
といってもやはり俺らはヴィーガンだった。動物を食べようと思えない。屋台で何か食えるかな。
お!この麺の店はベジタブルパッタイがあるぞ。ここしかないね。食べよう。



うまそうだ。マントウとかあってもいいね。綾ちゃん買ってきてよと、お金を渡した。
いつも俺が注文して代金を払うのもやっていたから、体験してもらいたくて。


買ってきてくれた。具ナシのマントウは一個しかなかったらしい。半分こしよう。



パッタイも初だね。特別美味いもんでもないかもしれないけど、タイの焼きそばってだけでいい。米麺だ。

昨日食べたカオニャオマムアンは味がなんかイマイチだったような。もち米マンゴーのやつね。
というか、前に俺が食っていたのはもっと美味かった。その店はこの市場でいつも同じ場所に店を出している。


ここだよ。

注文してから新鮮なマンゴーをむいてくれる。ホカホカのもち米と盛りつけてココナツミルクをかけて。


うまい~。ちがうわマンゴーのうまさが。最高だ。俺はこれが好きだ。
綾さんもウマイウマイいって食べている。こんなに気に入るとはよかった。うまいでしょカオニャオマムアン。


チェンマイの夜をゆっくり歩いて宿に戻り、お湯がぬるいシャワーを浴びた。
今日もタイのクラフトビールを半分ずつ飲んで寝た。