☆2024チェンマイ④

明けて木曜日。
夜の飛行機で帰るけど23時だから一日たっぷり時間はある。満喫しようぜ。
4日もいるとペースとノリがつかめ、リラックスして街歩きができる気がする。

朝飯行こう。


ヴィーガン食堂の天香。
ここはホントに美味い。次にいつ来られるか分からないから味わっておこう。
この右にある肉みたいのはキノコなのだけどほんとに肉みたいでうまいんだよ。
この店はヴィーガン食材の販売もしているので買って帰ろうかと思ったら、このキノコは冷凍でしかなかった。
忘年会で食べさせたかったな。



タイラーメンのクイッティアオはあっさり米麺。


自分で好きな味付けをしながら食べるうちらの得意な食べ方だ。

食べ終わったらまたチェンマイ門市場を眺め、ドリヤンを買った。


お堀端へ行って食べよう。


うめえなぁ。しょっちゅう食べられたらなぁ。
これでまたしばらくはドリヤンともおわかれだ。

次~。コーヒー飲みに行こう。
ここは去年毎日昼休みに来ていた店。市場の中に店があり味もいいから重宝する。ママも変わらずだ。



俺はエスプレッソ、綾さんはアメリカーノ。うまい。タイ産のアラビカ100%でやっている。


一度宿に戻り、荷をまとめたらチェックアウト。夜まで荷物を預かってもらえるとのことで助かった。

13:00にチネイザンを予約してあるOm Salaへ向かう。時間もあるから歩こうか。
チリンチリンとカネを鳴らしながら小さな屋台を引いて歩いているおばさんはアイス屋さんだ。
サワディカー。ココナツアイス2つください。カップかコーンか?コーンで。
半分入れたらもち米を盛って更に上にアイスが乗る。うわ、これはうまい。変な味がしない。コーンも変な味がしない。


25分くらい歩いたかな。着いたけど現金があまり無いや。換金しないと。
チネイザンの施術はタイでも特別感があるようで値段が高い。
昨日も今日も朝に行った寺のマッサージは1時間300バーツだったが、今日のチネイザンは1時間1500バーツ。昨日行ったロイクロのチネイザンは90分2000バーツ。


Om Salaというタイマッサージの学校。
ここは各種マッサージを学ぶフロア。2階には施術の個室がある。
まずは俺、次に綾さんがチネイザンを受けた。
結果、とても良い時間だった。深い腹揉みは納得の圧で満足。この手技、秘儀はぜひ身に付けたいと思った。
元々はチネイザンへの興味からタイ古式を始めたのだ。最初の衝動は今も消えることなく俺の中に在り、今年はこれを学ぶためにどうしようかと考えることになるだろう。

15時。
アカアマコーヒーの本店に行こう。
ちょっと距離がある。時間は貴重だし、無駄に疲れるといけないからGrabを呼んだ。
10分くらいで迎えに来てくれて、アカアマの前まで乗せてくれた。
Grabアプリはドライバーの素顔や評価も見える。カードの登録をしルートと値段も分かったうえで決済して使うので、ぼったくりが無く便利なもんだ。



昨日の2号店より自然な感じ。場所も住宅街なので静かで落ち着いているのもいい。
どうやら近々引っ越すとか聞いた。こっちの方が好きで、最終日に綾さんを連れて来られて嬉しい。


俺はエスプレッソとキャロットチーズケーキ。


綾さんはアメリカーノとブラウニー。
陽射しは強いが気持ちいい。アカ族のコーヒー豆はうまい。こんな豆を扱えたらすごいな。
ゆっくりコーヒーと菓子を味わい、アカアマを堪能した。

ヒルメシ食べに行こう。
すぐ近くにヴィーガン食堂があるらしい。


一回はカオマンガイを食べちゃおう。と話して来たのではあるが、いざとなるとやはり動物を食べることは嫌だ。昨日のサイウアでおしまいだ。ヴィーガンカオマンガイの肉はキノコで出来ている。ちゃんとキュウリもソースもカオマンガイ。生姜が効いた辛めのソースでまるで鶏肉でウマイ。タイ料理は盛りが少なめだけど、よく噛んで食べてこのくらいの量でよい。



綾さんもウマイウマイと食べていた。これは特に舌に合ったようだ。

次はターペー通りへ戻り綾さんの服を買う。
そしてまた北エリアのターニン市場へソンテウに乗って行った。
大きな市場なのだけどもうあまり賑やかでない。夕方から始まるのかと思って来たが、夜はやっていないみたいだ。18時閉店か。
この中にあるカリーパフ屋に来たかったのだ。


市場の上の広いスペースに机とイスがあったのでここで食べる。


めちゃうまい。うますぎる。やはり油の嫌な感じがない。サックリとうまい。酸化した油の味が皆無だ。最高。


そしてその場所のシチュエーションが最高だった。やたら広くて隅っこでは人が集まってエアロビと気功を混ぜたような踊りをやっている群れがいて、手前にはラジコンのレーンがあって男が一人モクモクとラジコンカーを走らせている。ウィ~ン、ガチャンというラジコンの音と、向こうの群舞の音楽がミックスされてデカイ音で流れ続ける中、カリーパフをサクサク食べる日本人2人以外には誰もいない。シュール極まりない。好きだ。

店じまいギリギリのカリーパフ屋であと3個買った。北京での乗り継ぎの時に食おう。

そろそろ18時をまわったころかな。
帰る前にもう一度Wandeeのところに行って挨拶しよう。




パパも一緒に写真を撮ろう。
こうしてタイ古式マッサージのレジェンドに学びに世界中から人が来る。個性的でケンカも厭わぬ豪快な人柄が好きだ。初めてのマッサージを学ぶ先生をWandeeに決めた直観は間違っていなかった。誇りを持って日本でタイ古式の施術を続けていこうという勇気を確認した。
ありがとうWandee。必ずまたくるからね。

最後にもう一度チェンマイ門市場に行こう。


ここは庭的な慣れた感じがあるね。落ち着くわ。
最後になんか食っとくよ。食べ残したものはバミーヘン。汁なしの麺。
インスタント麺みたいなものだったけど、いちおう食えたから心残りなし。
そして昨日知って大好きになったカノムタイという菓子の屋台でいくつか買う。
Googleレンズによるとジャックフルーツのタネでこさえたものだとか?
めちゃめちゃウマイ好みなやつ。これも北京で食おう。

20時をまわったので宿で荷物を拾いオーナーに挨拶をした。ほいんとにいい宿だったのでまた来たい。

最後のソンテウで空港へ向かう。


チェックインし、出発時間を待つ。もう帰るのか、名残惜しいな。トラブルもなく過ごせてが楽しかったことと家に帰る安心感が混ざった複雑な気持ちで空港のベンチに座っていた。


まずは北京まで。

北京では4時間の乗り継ぎ待ち。
トランジットラウンジを予約しておいたのでのんびり座って菓子を食う。カリーパフとカノムタイは最高だ。
ラウンジだけどコーヒーが美味くてエスプレッソを何杯も飲んだ。スマホの充電もして出発。


羽田まで。
今回は行きも帰りもエアチャイナという中国の航空会社だった。
かなり安いのだけどLCCではなくスターアライアンスで機内食もつき、特別食にも対応。うちらはヴィーガンミールスを事前予約しておいたので安心。へんな味が全然しない機内食だ。うまいわ。

旅の思いを胸にぼんやりと寝たり起きたりしながら日本に着いた。

田無のJiccaiさんに寄り大好きなスコーンをいくつも買ってアリ君とモモちゃんが待つ家に帰った。

最高の旅行だったよ。綾さんありがとう。