☆01・22 コーヒーと吉祥寺の思い出



大雪になってしまった。
俺は仕事場が近いからいいけど、電車で通勤の人は気の毒だ。

雪かきをしておいたほうがよいのだろうけどシャベルがないのでしょうがない。
今日は2クラス終えて戻ってからは家に籠っている。

昨日は世田谷クラス。
Tさんがお祝いですとコーヒー豆をくださった。
ありがたい。
吉祥寺の豆屋・散歩という店だそうだ。
深煎り好きだと知っていて選んでくれた豆はミャンマー。
へぇ、ミャンマーって初めてだな。うれしい。




帰ってさっそく淹れてみた。

いい感じの色・香り

うめえ
香りからの予想通り
運国際感じがたまらない!
これだよ~!

家のフレンチが切らして欲していたところ

大切に味わいます
大好きな味です

Tさん、Sさん、ありがとうございます!



この散歩という豆屋は中道通りの奥にあるということだ。
前はなかったけど、いつからあるのだろう。
このあたりに行きたいのだ。好きなアンティーク店tsubamemarktがある。Vadaantiqueにもいってみたい。MHLができてからも行っていない。


ずいぶん遠くなったなぁ、吉祥寺。

20年以上も前だけど吉祥寺には毎日働きに行っていた。
夏も冬も今と変わらずママチャリで。

昔のKintetsu裏の方にメトロというジュース工場があった。
そこで半年働いた。
コーヒーを作る部署で、俺はコーヒー豆を挽く係。
大きな豆挽きマシーンを相手に一人で豆を挽き続ける。
それがすごい量なのだ。色んなところの豆を扱っていたが、大手ではドトールの紙パックアイスコーヒーを作っていた。
そのドトールの豆を夏のシーズンには1日1トンという量を一人で挽いた。
コーヒーはすでに大好きで、家では豆から挽いて淹れていたから馴染みやすい仕事ではあったが、量が異常だった。
シャカリキで作業するのは踊っているようなもので楽しかった。いかに無駄なく体を動かすか。腹の様子と全身の調子の関係。足の裏の感覚など、働きながら身体感覚を鍛えていた。
全身コーヒー豆まみれになって働いた工場の思い出と、今のコーヒーを好む感覚が重なる。
特に深煎りの豆の匂いを嗅ぐと思い出す。関西のダートという豆がかなりの深煎りで運国際のが印象的だった。そのせいか今も、ケニヤとか、こなだのキブー、ドミニカとか運国際豆はたまらなく好きなのだ。香りと共にメトロ工場の身体感覚に包まれる。

工場の次は飲食店で働いた。
Tokyu裏のKuuKuuという店と、サンロードにあったVIPとい名の定食屋を掛け持ちした。
VIPなんて知っている人いるのかな。そのころにできたドイツパンのLindeの向かいの地下にあった。おじさん二人とバイト(俺)一人で昼から夜まで通しで営業していた。
俺はランチだけの勤務で3時になればまかないを食って帰る。その賄いが最高に美味かった。
好物は牛すじ丼。大きな丼に好きなだけ飯を盛り、チーフがどちゃっと牛筋をのせてくれる。半端じゃない量を食っていた。猛烈に美味かった。

ある時は、
「礁~、今日はつま丼だぞ~」
「つまって何すか?」
「刺身に添える大根だよ」
そんなもので飯が食えるかよ、とか思った。俺をからかって冗談をいっているのだろうとも思った。
しかし本当につま丼が出てきた。
マジすか、とか言いながら食ってみた。
これがウマイのだ。驚いた。マグロ船で料理を担当していた人だ。半端じゃないわ。


懐かしい。
天使館に通い始めたころのこと。。