今日はヴィエンチャンに移動する日。
まずは朝の托鉢を観に行こう。
歩いて托鉢の徹場所を目指す。たくさんのバンが並んでいるが何だろう。
道には沢山の人が腰をおろしてお坊さんが通るのを待っている。
地元の人もいるがほとんどが観光客だ。うちらも観光客だけど参加はしない。
それ托鉢用の品を売っている。カオニャオというのは糯米、そして菓子。これらを買って座って待ち、通るお坊さんの器に渡す。この器が満タンになると要所要所に置かれた大きなカゴに出す。これがその後に貧しい人や子供たちに分けられるようになっている。列の最後尾には子供たちが座って待っている。糯米や菓子は無駄にならずに必要なよころへ届くシステムといえる。そのおかげでラオスには物乞いがいない。たしかにマーケットなどの人が集まる場所でも物乞いを見ない。庶民は裕福でなくても道端で何かを商いをしていた。
6:30にカオチーの店が開く。人気店なので並ぶかもしれないし、売切れたら残念だから向かおう。
着いたけどまだ開いていない。店の人が外へ出て体操したりしているが店が始まらない。
やがてさっきの托鉢の坊さんたちがこの道へ入ってきた。
そうか朝の托鉢を終えるまで商いを始めないのか。
観光客がいない道で商店の主人が一人で毎日の托鉢をしている。
なんかいい場面を見られたかも。
托鉢を終えても回転しないのだが、どうやらパンがまだ届いていないようだ。
しばし待たされたらあっちからバイクが来た。なにか大きな荷物を載せている。パン?と店の人に聞いたら照れたようにうなずいたよ。
さぁ、始まったよ。ママがどんどんこさえる。うちらは2つね。ここで食べていくよ。
うまい。やはりパンは水気が少なく軽い。けっこうデカいが重くない。
具はハムみたいなのと肉デンブみたいなのと野菜がたっぷり挟まれている。
ごちそうさま。ラオスのカオチーを食べられ、いい形で托鉢もみられていい朝が始まった。
プーシーの丘へ行こう。
すぐそこが入り口。350段くらいの階段を上がる。
少し高いところへあがれば川がみえるのがよい。向こうには山。遠くまで川。
しかしうちら日本人てのはおとなしくてよいね。ちっとも騒がしくしないし、順番を守るし、こんなに控えめなマナーを身に着けている人達はいないね。
出発は10:30。1時間ほどあるね。カフェ行こう。最後の朝だよかしも食おうよ。
綾さんが調べてくれた評判のよいカフェへ向かう。
キャロットケーキあるね。俺はダブルエスプレッソ。綾さんはアメリカーノ。
ほいじゃ、宿へ戻ってチェックアウトだ。
頼んだ車が呼びに来た。途中で数組をのせてルアンパバーンの鉄道駅へ向かう。
駅へ着くと昨日のイタリア男と日本の女性も同じ電車でヴィエンチャンへ向かうようだ。イタリ男としばし歓談。俺のムチャクチャなイタリア語だけど、英語よりはマシ。というか英語があまりにも聞き取れない俺にはイタリア語の方がむしろ身近に聞こえるのだよ。
すぐに出るバスに乗り込みタラート中央バスターミナルへ。所持金ギリギリで切符が変えてほっと胸をなでおろしたよ。タラートサオという商業施設へ向かう。最後の両替をしたらもう16時半。飯食おう。フードコートがあると聞いてきたがちょうど閉店したところだ。残念。ちょっと市場をうろついたがちょうどしまったローカルマーケットだった。ちょっと歩けば齋の食堂があるみたいだから行ってみよう。
わ!メニューの一番初めにカリーパフがあるじゃないかよ~!まじか。
カリーパフ頼める?
あるよ、できるよ。
とのことでやったね。ここで食えるとは考えてもいなかった。去年のチェンマイで出会って惚れたカリーパフ。マレーシアやタイのものだと思っていたけどラオスでも食えるとは。しかも齋とは!タロイモ、餡、チキンなどを包んで揚げたものでバカウマなのだよ。
この店はメニューの数が多い。
チキンもダックもポークもあるが、どれも肉ではない。植物性の食材100%で出来ている。
ラオスを代表する料理のラープを頼んだ。
カオニャオ? No。ライス2つ。
ラープとはひき肉と香草の炒め物。餅米と一緒に食べると最高だけど無いので普通のご飯と食べる。
このラープがなかなか辛かった。ハバネロみたいによい香りでチリ好きの俺は嬉しい。
辛い〜。うまい〜。
そして、カリーパフあったらいいねと言って来たラオスで見つけられるとは喜びも一入だ。
こうしてベジ食堂を求め、ジェ、ジェと探して歩くのもアジア旅行の楽しみだな~。
食べ終わったので宿へ向かおう。ぼちぼち暗くなってきた。歩けば歩ける距離だ。行こう。
30分くらい歩いて着いた今日の宿。Villa de Mekong。
コテージの作りで一棟ずつ分かれている。わぁ、木の家だ。いいなぁ。

























